出版までのプロセス
出版までのプロセス
以下はあくまでも通常の商業出版のプロセスですが、参考になさってください。
出版契約までに確認する細目
- 著者名
- 出版テーマ
- 出版目的
- 頒布範囲(知人・友人・親族に限定、または一般市販)
- 初版発行部数
- 本文ページ判型(B6判、A5判など)
- 総ページ数(16ページの倍数で計算します)
- 製本(上製・ハードカバー、並製・ソフトカバー)
- 印刷色(本文、表紙、カバー)
- 文章の形態(データ化されている、手書き原稿、インタビュー)
- 本文中の写真、イラストの有無と点数
- 付属物の有無(スリップ、帯、発刊案内チラシ、図書館案内チラシ、糸しおり)
- 引き渡し条件(全部数を納品、倉庫で保管し委託販売)
- 販売条件・一般市販する場合(販売金額、支払期間等)
- 支払い条件(支払いスケジュール)
出版契約後の主な作業
- 原稿とイラストや画像のお引き渡し。
- 台割表(頁ごとの内容)の作成。
- 原稿はテキストデータ化し、画像は画像データ化する。
- 本文レイアウト、行数、文字量、フォントの種類、大きさを決定。
- コンピュータでDTP処理した校正用原稿を出力(第1稿)
- 出力した見本原稿を、著者が校正(著者校正)。→初校。
- 著者が修正したものを修正し、出力。(第2稿)
- 修正した原稿を再度、著者が校正。→再校。
- 著者の修正があれば修正し、出力。(第3稿)
- 修正した原稿を、著者が確認。→念校。ここでOKが出れば「校了」となる。わずかな修正があり、出版社が修正できると判断して戻す場合は「責了」とする。
- 一般市販の場合はISBN番号の確認。
- 一般市販の場合は発刊時期を決め、新刊情報をウエッブ入稿。(書店向け新刊情報誌用)
- 表紙およびカバーデザインの試作。
- 表紙およびカバーデザインの確認。
- データ化した原稿を、印刷所に送る。
- 印刷所で、データをもとに製版作業を行う。
- 刷版を作り、印刷前に一度「白焼き原稿」を出力。
- 白焼き原稿で、著者が誤字脱字の最終チェックを行う。修正があれば印刷所で修正(ここからの修正は有料)。
- カバーの色校正紙出力。色合いの最終確認。
- 印刷開始。
- 乾燥期間を経て製本作業。
- ご指定場所へ納品。一般市販の場合は著者と倉庫に納品。
- 一般市販の場合は、この間に発刊案内チラシを書店に配布。図書館へのチラシ配布。