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2013.12.20 紀行文「総大会と教会歴史の旅」 投稿者:教会歴史カントリー・アドバイザー:吉田憲博

17 Miracles Official Movie Trailer (2011) - A T.C. Christensen Film

総大会と教会歴史の旅 2013.10.4~10.14
              *ダイジェスト版のPDFがダウンロードできます⇒
 
 
教会歴史カントリー・アドバイザー:吉田憲博
 
 
総大会に出席し、教会歴史の旅を巡るというのは、末日聖徒にとっては最も行きたい旅行と言えることでしょう。企画してくださったのは、この道38年目の経験者である池永敏晴兄弟で、これまでに延べ500名以上をご案内されています。
わたしも総大会には過去2回出席していますが、教会歴史の旅は現役で仕事をしていると休みを取れず、費用もかかりますので簡単には行けませんでした。今回念願がかない、ようやく行けることになりました。
 
 
○10月4日(金)成田出発→ソルトレーク到着
 
全国から総勢24名の教会員が、昼頃成田空港に集合。ポートランド経由で同日の昼過ぎ無事ソルトレーク空港に到着。山々は薄く雪化粧されており寒さを覚悟しました。
現地でバスやホテルなどの手配をいつもして下さっていて、今回特別に同行していただけることになったフルハーティ幸子姉妹が出迎えてくださり、専用バスで市内のホテルにチェックインし、まずはカンファレンス・センターで総大会のチケットを入手。
次にテンプルスクェアを案内され、その後は自由行動となりました。わたしは白井正治兄弟に通訳での同行をお願いして、召しで関連ある教会歴史部を訪問し役員に面会、次にソルトレーク神殿に参入しました。ライブセッションなので通訳機は使用できませんが、神殿ワーカーとして奉仕していますので、大体の流れは理解できます。DVDセッションよりも内容がわかりやすく感銘を受けました。日の栄の部屋は荘厳で、末日聖徒として忠実に信仰の道を歩んで来られたことを心から感謝しました。
 
 
○10月5日(土)市内見学、総大会
 
総大会出席組と市内見学組に別れ、わたしは息子家族、娘家族と会うために、市内見学組を選択。バスでプロボ神殿に行き、入口で娘の青葉亜希子・拓馬家族と会い、かわいい孫たちと一緒に写真撮影。生後3か月の孫を抱くことができて嬉しいひと時でした。それから近くにある広大なBYUを見学し、売店で教会グッズの土産物を購入。
昼食は食べ放題レストランのチャカラマで息子の恵太郎・糸真家族と会い、成長したかわいい孫たちと一緒の楽しい食事でした。
次に丘の上にある開拓者記念碑を見学。開拓者を率いるブリガム・ヤングがソルトレーク盆地一帯を見下ろし、1847年7月24日約束の地に到着したことを宣言したという感慨に浸りました。
夜6時~8時は総大会の神権部会に出席し、通訳機付きでモンソン大管長の「人に仕える」などのお話しをお聞きしました。その後池永兄弟に案内されて、彼と永年の友人で近くにお住いの仲原マヤ姉妹宅を訪問。心のこもった食事をいただき、家族歴史宣教師として7年間もこの地でご奉仕された経験談などをお聞きしました。
 
 
○10月6日(日)総大会、テンプルスクェア見学
 
朝早めに行って、大会前にカンファレンス・センター内の絵画を見学。
9:30~タバナクル合唱団のコーラスとスポークンワードを聴きました。特にハープとリコーダーを交えた協演は大変美しい音楽でした。
10:00~総大会午前の部会では、教会幹部のお話を直接その場で聞ける祝福を感じながらメモを録りました。モンソン大管長は5月に奥様のフランシス姉妹を亡くしており、明日は結婚記念日で一時的な別れと感謝、再会への希望などを述べられました。

午後の部会は、今回世界中から総大会に出席する希望者が多いため、残念ながらチケットが取れず、代わりにテンプルスクェアの施設を見学することになりました。
北ビジターズ・センターでは有名なクリスタル像の前で記念撮影。まるで生きているようなイザヤやモルモン書記録者の等身大ひな形は目を見張りました。
世界中のモルモン書展示コーナーは、福音が全世界に宣べ伝えられている証として、主の御業の大きな進展を感じました。
教会歴史博物館では、ジョセフ・スミスの最初の示現から殉教、開拓者の旅までの歴史的記念物が豊富に展示されていました。
南ビジターズ・センターでは、ソルトレーク神殿の詳細な内部模型が展示されており、様々な部屋の構造がわかる大変興味深いものがありました。また当時の神殿建築工事に関する物が多数展示されていました。
すぐ近くにあるビーハイブ・ハウスは、ブリガム・ヤング大管長の住居として、胸像、写真、豪華な調度品などが美しく保存されていました。
 
 
○10月7日(月)デトロイト空港乗継、ナイアガラ
 
朝4時起きでソルトレーク空港に向かい1日中移動日。
乗継のデトロイト空港での驚きは、なんと言っても移動通路の照明色が時々刻々美しく変化し、歩きを楽しいひと時に変えてくれたことでしょう。
バッファロー空港からバスに乗り、国境を越えてカナダ側へ渡りました。
理由はナイアガラ滝の夜景を楽しむために、アメリカ側は夜の外出が危険なため、カナダ側が安全とのこと。夕食後徒歩でナイアガラの滝見物。アメリカ滝・カナダ滝ともに遠くから強力なスポットライトによる照明の色が変化し、暗闇の中に滝が美しく照らし出されていました。
 
 
○10月8日(火)ナイアガラ、パルマイラ
 
翌朝は豪快なナイアガラ瀑布を写真に収めて出発。専用バスでアメリカ側に戻り、一路パルマイラに向かいました。
クモラの丘では美しいモロナイ天使の記念碑が青空に映えていました。ジョセフ・スミスが少年時代を過ごした丸太造りの家では、モロナイ天使が現れた部屋を訪れ、次の木造りの家では、金版が盗まれないように隠した暖炉前のレンガなどを拝見しました。
聖なる森では皆で#18「麗しき朝よ」を歌い、証会をしました。「最初の示現」でジョセフが天父と御子にまみえた私たちの信仰の原点であるその場所に立つことができ、厳粛な気持ちと感謝で心が満たされました。
グランディン印刷所・書店では、初版のモルモン書の印刷機や活字などが展示され、書店で販売が開始された様子を見学しました。
フェイヤットのピーター・ホイットマー・シニアの家では、モルモン書翻訳と1830年に教会が設立された様を思い浮かべました。
 
 
○10月9日(水)カートランド神殿
 
専用バスでカートランド神殿に移動。ここは現在Unity of Christ(「キリストの共同体」という名の教会。以前の復元末日聖徒イエスキリスト教会が「キリストの共同体」と合併したもの)の管理下にあり、神殿内部は撮影禁止で職員の方が大変親切に説明してくださいました。1F・2Fとも同じような部屋で、前後にメルキゼデク神権の聖壇(役員が座るひな壇の席)とアロン神権の聖壇があり、柱の中に組込まれた歯車と綱により天井から幕(カーテン)が降りて、大きな部屋をいくつかに仕切る構造となっていました。ここで#3「主のみたまは火のごと燃え」を皆で歌い、奉献式(D&C109)の雰囲気を味わいました。
またイエス・キリストやモーセ・エライアス・エリヤの現れを思い浮かべました。
 
 
○10月10日(木)アトランタ空港乗継、セントルイス空港からノーブーへ移動
 
セントルイス空港から専用バスで移動する車中でDVD「17 MIRACLES(17の奇跡)」を鑑賞。
1856年10月~11月ウィリー&マーチン手車隊の過酷な早い冬の旅で、200人以上の聖徒が命を落とし、涙なしには見られない開拓者の不屈な信仰を学びました。
ノーブーには夕方到着し、夜7時から文化センターで、ノーブー地区の夫婦宣教師たちによるミュージカル「古きノーブーの出会い」を観劇しました。実にコミカルで楽しく教会歴史を学ぶことができ、中でも“おおジョージ”と何度も叫ぶセリフは会衆から大受けでした。昼間は歴史的な建物でガイドをし、夜はこのミュージカルを上演する年配の夫婦宣教師たちのパワーと信仰の奉仕には本当に頭が下がります。
ノーブーのホテルはまるで美術館のような所で、廊下や食堂には聖典や教会歴史の絵画が至る所に展示されており、大変すばらしい雰囲気でした。
 
 
○10月11日(金)カーセージ監獄、ノーブー
 
1844年6月27日カーセージの監獄のビジターズ・センター訪問。ジョセフ・スミスと兄ハイラムが殉教したその場所で、短い映画「預言者の印象」を鑑賞。2Fには土牢と呼ばれるほとんど窓の無い部屋に鉄格子の牢があり、その隣にベッドと暖炉のある居間(看守の家族用)がありました。殉教の当日午後にジョン・テーラーが頼まれて#15「悩める旅人」を歌いました。夕方5時過ぎに暴徒が2Fの居間にいた4人を襲いました。ドアを抑えていたハイラムはドア越しに撃たれ即死。そのドアには弾痕の跡(直径1cm位)がはっきり残っていました。窓に駆け寄った預言者ジョセフは撃たれて外の井戸の所に落ち殉教しました。2人は自らの血をもって証を結び固めました。
ノーブーのビジターズ・センターでは映画「ジョセフ・スミス回復の預言者」を鑑賞。涙を流しながら見るほど大変感動的でした。
ノーブー市内は美しく整備され、ヒーバーC・キンボール邸、ルーシー・マック・スミス邸、ブリガム・ヤング邸、七十人ホールなどが、当時の生活用品と共に保存されており見学できました。
美しいノーブー神殿の前で写真撮影し、夕方あこがれのノーブー神殿のエンダウメントに参入。ここは部屋を移動するスタイルで、厳粛な中で死者の身代わりで儀式を受けられ大変感謝しました。その後、神殿会長の特別なはからいで地下のバプテスマ・フォントを見学。世界最大のフォントで階段が東西にあるタイプでした。当時は3名のバプテスマを同時に行っていたそうです。また廊下には展示パネルがあり、ジョセフ・スミスが使用したサーベル(剣)や旧ノーブー神殿で使われた鍵類などが保存展示されていました。参入後にノーブー神殿の夜景を撮影。本当に美しく燦然と輝いて暗闇の中に光を放っていました。
 
 
○10月12日(土)アダム・オンダイ・アーマン、ファーウェスト、リバティ監獄、インディペンデンス
 
朝ノーブーのホテルを出てまもなく、専用バス運転席のアラームが点灯し、運転手がバスを停車させて会社に電話連絡。エンジンなどをチェックしましたが解決せず困惑状態。私たちも心の中で必死に祈りました。仕方なく会社からそのまま走ってみるよう指示を受け、走行を継続させたところ、やがてアラームが消えて無事に旅を続けられホット安心、神様に助けていただき心から感謝しました。
しばらく走っていると「アーミッシュ」の家や農場の集落が見えました。
彼らは移民時代の生活をそのまま継続しており、自給自足で、馬車を使い、電気、電話、車などを使わないそうです。
アダム・オンダイ・アーマンは、将来アダムが神権者を招集して会議を開き、キリストに権能の鍵をお返しする所として、教会が広大な土地を保有管理しているのを目の当たりにしました。
ファーウェストは神殿用地として教会が土地を購入し、四隅にコーナー・ストーンが置かれていました。この地からブリガム・ヤングやヒーバーC・キンボールなどの使徒達が命の危険を顧みず集結し、隅石を置いたあと英国へ伝道に旅立ったことは予言の成就として知られています(D&C118:3~6参照)。
リバティの監獄は、2階建ての断面模型で復元展示されており、1Fはジョセフら5人が収容され、2Fが看守の部屋で、1Fと2Fは取り外せる梯子かロープでしか行かれない構造でした。訪れた時は丁度このビジターズ・センターができて50周年のセミナーが色々と行われていましたが、ここでは説明をしてくれた姉妹宣教師たちと#189「神の子です」を最後に一緒に歌いました。
インディペンデンスのビジターズ・センターの近くには、将来の神殿建設用地(Church
of Christが所有)と、Unity of Christの本部とタバナクルがありました。
ホテルまで帰路の専用バスの中で、もう一度皆で#3「主のみたまは火のごと燃え」を歌い、今回自費でツアーの案内のアシスタント役兼通訳をしてくださったフルハーティ幸子姉妹に、皆から感謝を込めてメッセージ・カードとプレゼントを差し上げました。
 
 
○10月13日(日)、14日(月)帰路、成田に戻り
 
早朝5:30起きで、カンザス・シティ空港を飛び立ち、再度デトロイト空港経由で、14日17:40分、成田空港に無事到着しました。

11日間の総大会と教会歴史の旅を通して、池永敏晴兄弟とフルハーティ幸子姉妹のお二人に導かれ、全日晴天にも恵まれ、本当にすばらしい学びと、証をさらに強める経験ができましたことを、心から感謝しております。

教会は歴史史料の収集、歴史的建造物や史跡の登録、それらを保存し、分ち合うことに重きを置いており、現在と後の人々にとってのすばらしい祝福となっています。
今回の旅を通して、教会歴史の大切な意義と、開拓者の模範、苦難を乗り越えた信仰を目の当たりにできましたことを心から感謝し、主の御業の足跡をこれからも多くの人々と分かち合い、伝えていきたいと思います。
 
 
 

  • 貴重な経験をされましたね。普段は、本からの知識でしか捉えていない史実や史跡を、目の当たりにされて、印象深かっただろうと推測しています。お疲れさまでした。また、こうして貴重な資料としてまとめ、投稿してくださりお礼申し上げます。有難うございました。 -- 昼寝ネコ 2013-12-20 (金) 23:39:40
  • 「末日聖徒として忠実に信仰の道を歩んで来られたことを感謝しました」で始まり「主の御業の足跡をこれからも多くの人々と分かち合い伝えていく。」で終わり、その間百聞は一見にしかず、の実り豊かな収穫を得られた旅であったことが分かりました。
    私は開拓者の画家C・C・A・クリステンセンやリン・フォーセットの絵が好きです。どんな凄惨な場面でも画家の目と心を通過しているからでしょうか、浄化された表現になっていると思いました。
    今回のDVDを少し拝見して、生身の人間が演じているリアリティーを軟な信仰の自分には直視できないのではないかと危惧を抱いたほどです。 -- 岸野みさを 2013-12-21 (土) 17:20:54

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