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2013.12.26 マリンバとパーカッションのコンサート 投稿者:岸野みさを(町田ステーク広報スペシャリスト)

画像の説明

出演者 
 
二見 智祥(ともあき)
 
11歳より打楽器を始める。これまでに打楽器を目黒一則、福田隆、高山泰利の各氏に師事。また、TimpをRainer Seegers、宮崎泰二郎、永野哲、John Beck、William Cahn、植松透の各氏に特別レッスンを受講。現在国立音楽大学打楽器専攻4年。管弦楽コース在学中。オーケストラを中心にジャンルを問わず活動している。
 
藤澤 仁奈
 
国立音楽大学附属高等学校卒業。現在、国立音楽大学演奏学科打楽器専攻ソリストコース3年在学中。ベルギー国際マリンバコンクール2013 第3位。併せて審査委員長Igor Lesnik賞を受賞。第22回日本クラシック音楽コンクール最高位。第17回JILAマリンバコンクール第2位。
 
曲 目  

  • ♪星に願いを
  • ♪愛のよろこび
  • ♪フィドルファドル
  • ♪ツィゴイネルワイゼン 他

約100名の聴衆は子供達も多く、初めて目の前で見る大きな木琴のようなマリンバの演奏に見入り、その深い音色に聴き入り、臨場感に圧倒されていました。
最初の曲が終わると藤澤仁奈さんはマリンバの起源について次のように説明されました。

「マリンバはアフリカで生まれた楽器で民族の人々が木の板を叩いたら鳴った、というところから始まりました。当時は木の板の下に響きをよくするためにひょうたんがぶらさがっていました。そこから木製のパイプに進化を遂げて今では金属のパイプとなり、共鳴管と呼ばれ、マリンバの豊かな響きを出す為にとても重要な役目を果たしています。」

また、後日のWEBインタビューでは
「マリンバの魅力は、深い響きが出る点です。音の響きを表す時に、打楽器の『叩く』に対して、マリンバは『弾く』だと私は感じています。打楽器であるマリンバは叩かなければ音は鳴りません。ピアノが片手で歌うフレーズをマリンバは二つの手で奏でます。これは打楽器全般に言えることですが、誰でも鳴らせる楽器だからこそ、演奏家は音楽作りを試されます。
人間は生まれた時から心臓という打楽器を体内に持っている、とよく表現されますし、打楽器は人々に身近に感じてもらうにはとても恵まれた楽器であると思います。誰にでも楽しんでもらえるところが打楽器の持つ大きな力です。」

マレット(ばち)を4本も持って、ピアノと同じ鍵盤を叩くのですが、横から見ていた司会者のサブストローム・ヘンリーさんは「目はどこを見て叩くのでしょう?」と不思議がっていました。

6月26日国立音楽大学第91回ソロ・室内楽定期演奏会で「飛天生動」を演奏された時などはその曲目に相まって長いマリンバの左右を舞うようにして演奏され、あたかも天女が中空に浮んで飛翔している姿を彷彿とさせました。また天女の如き色白の美人なのです。
会場から観客の一群のブラボーの声が沸き起こり、演奏者の中で唯一カーテンコールに立ちました。ご両親も常日頃から演奏している姿が一番美しいと感嘆されていて、母親のとし子さんは同大学卒業のファゴット奏者で、この母にしてこの子あり、と納得します。

更にWEBインタビューでは、ベルギーで行われた国際マリンバコンクールについてもお話をお聞きしました。

「マリンバは自分にとって伝えたい音楽を表現できる一番の楽器です。今回初めて挑戦した国際コンクールで第3位を受賞して更に、イゴール・レスニック審査員長賞をいただくことができました。一次、二次、セミ・ファイナルと10日間に渡るコンクールで7曲を演奏しましたが集中力を切らすことなく、自分の音楽と向かい合うことができました。自分の音楽が国際コンクールで認めてもらえたことが何より嬉しく、今後の励みになりました。音楽を通して自分自身を高められることに感謝しています。
マリンバの豊かな音色をたくさんの人に知ってもらいたいと思っています。そのために人々の心に届く演奏をしていきたいです。今後も挑戦し続けます。」

二見智祥(ともあき)さんは演奏の前に使う七つの楽器の説明をされました。初めて見る人たちも多かったと思います。子供たちは目を輝かせて、特にサイレンホイッスルを喜んでいました。

画像の説明

カホン(箱のような形でその上に座って側面と上部を叩く楽器)
フレクサトーン(体鳴楽器。手のひらサイズで振ると金属の球が鋼に当たって鳴る)
スライドホイッスル(笛の一種)
サイレンホイッスル(息を吹き込むと内部のファンが回転してサイレンのような音が出る)
シンバル
ウインドチャイム(体鳴楽器の一種)

アメリカの作曲家ルロイ・アンダーソンのクラシック音楽♪フィドルファドルの演奏では聴衆も軽快なリズムに乗って盛り上がりました。二見智祥さんの笑顔で、嬉しくてたまらない、楽しくてたまらない、という気持ちが溢れるようにエネルギッシュに演奏する姿に天性のエンタテイナーを見た思いがします。

後日WEBインタビューで次のようにご紹介頂きました。

「僕の打楽器との出会いは小学4年生から始めた金管バンドで、ドラムセットに強い憧れを抱いたのが最初です。幼い頃から目立ちたがり屋だったので、すぐにこの楽器をやろうと決意しました。
その他にも打楽器には様々な種類の楽器があるので、色々な物が出来るお得感に惹かれたのもあると思います。
毎日飽きもせずに、放課後音楽室に残り練習をしていました。この頃から、僕の将来の夢はサッカー選手から打楽器奏者に変わっていたのかもしれません。

翌年、音楽の先生に勧められ、地元のJr.オーケストラに入団しました。
一回り大きい先輩達と共にオーケストラをやるのはとても新鮮で、貴重な経験でした。
そこで高校3年までの8年間、打楽器の魅力、そして音楽の素晴らしさを肌で感じ、プロへの思いは日々強くなっていました。
そして、国立音楽大学に入学し4年生になった今でも、その思いは変わりません。

早くプロになってお世話になった方々に演奏を聴いてもらいたいです。

今まで数え切れないほどの演奏会をやってきました。
成功した日もあれば、失敗して落ち込む日もあります。
しかし、その全ての演奏会にはそれぞれ聴きに来てくれた人達がいます。
その全ての人達に素晴らしい演奏を届けるのがプロの仕事なので、いつでも安定したパフォーマンスが出来ることを目標として努力しています。
また、普段からずっと思っているのは、僕がドラムに憧れて打楽器を始めたように、自分の演奏を聴いて打楽器や音楽に興味を持ってもらえるような演奏をして行きたいです。
先日のクリスマス会のように、お客様に喜んでもらえることが演奏家として何よりの幸せです。
これからも、笑顔でいっぱいの演奏会を目指して精進していきたいと思います。」

藤澤仁奈さん、二見智祥さん、人の魂を癒し、日常の疲れのリフレッシュと活力を与える音楽をプレゼントして下さりありがとうございました。お二人の演奏の曲の印象や雰囲気を文章で表現することができなくて残念ですが、どうぞ今後のご活躍とご成功を一同心から応援しております。
モーツアルトの名言を一つ贈ります。「わずかの違いを大切に」
 
 
 

  • 取材、お疲れさまでした。動画や音声を再生できると良かったですね。またご案内ください。楽しみにしています。 -- 昼寝ネコ 2013-12-27 (金) 01:03:13

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