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2015.03.05 エッセイ「差別と区別、断絶と警戒、怨嗟と赦し」投稿者:昼寝ネコ

"DESPERTAR" - Astor Piazzolla

 ずいぶん残念な事件が起きてしまった。大々的に報道されているので、知らない人はいないだろう。なので、あえて仮称にせず概要をそのまま新聞記事から転載する。

駐韓米大使が襲われ負傷 韓国人拘束、米韓軍事演習に不満か
 ソウル=加藤宏一】リッパート駐韓米国大使は5日午前7時40分ごろ、ソウル市内の会合に出席した際に男にナイフで顔などを切りつけられ、負傷した。命に別条はない。容疑者は左派系団体の関係者で、警察官にその場で身柄を拘束された。聯合ニュースによると、容疑者は現場で2日に始まった米韓合同軍事演習への不満を叫んだ。(日本経済新聞電子版より一部転載 2015.03.15)

 ここでは、「米韓軍事演習に不満か」という表現がなされている。一方で、以下のような刺激的な見出しでの記事も配信されている。

【新・悪韓論】米国務次官の痛烈批判に韓国“錯乱状態
 米国務次官が先月末、日中韓の歴史問題をめぐる対立に触れ、名指しを避けながらも、政治指導者が「かつての敵」を中傷して国民の歓心を買うことがないように求めたことに、韓国が猛反発している。
(中略)
 ウェンディ・シャーマン米国務次官による2月27日(日本・韓国時間28日)の発言は、韓国の政権や保守系マスコミにとって、大変な衝撃だったようだ。
(その発言内容は)
 「政治指導者が過去の敵を非難することによって、安っぽい喝采を浴びるのは難しいことではない。しかし、このような挑発は進展ではなく麻痺(まひ)をもたらす」(以上、夕刊フジZAKZAKから引用抜粋)

 客観的に記述すると、概ねこのような経緯だった。

 この事件を受けて、冷徹なアメリカの国家安全保障会議はどのような動きに出るのか、私のような部外者で、しかもインテリジェンスの初学者には想像すらできない。

 しかし、この事件について改めて考えてみた。過日の入学試験の際、面接官だった国際政治学の教授(翌日判明)から質問されたのは、私が考えている、個人や家族のための「ファミリー・インテリジェンス」と「国家インテリジェンス」とは、どのように異なるのか、という点についてだった。

 国家安全保障会議で検討される「国家インテリジェンス」という視点ではなく、かねてから試行錯誤している「ファミリー・インテリジェンス」という手法ではこの事件をどのように捉え、情報発信するべきなのだろうかと、改めて考えてみた。

 今はまだ準備段階なので、すぐに何かを発信する必要はない。しかし、構想通りに進めていって、数万人あるいは数十万人の会員を擁するようになったとして、どのような情報を伝えるべきなのか・・・決して単純・容易ではない。

 現に、ネット上ではいわゆる悪韓、嫌韓、呆韓、という切り口で非難し罵倒・嘲笑する意見が溢れている。それらを、ここでは敢えて紹介しないし、する必要がないと思う。無論、単純な政治的不満によるテロ傷害事件ではない。犯人個人にとっては、そういう一面があるかもしれない。前歴もあることだし。

 軍事的には、伝統的な日米韓の相互扶助図式が崩れてきており、米軍の韓国からの撤退や、朝鮮戦争以来の軍事統帥権の韓国への委譲、韓国へ売却する航空機や軍事兵器の中枢機密の排除なども伏線として存在するだろう。
 この部分は「余命3年時事日記」に詳細が記されている。記事が何本にもまたがるが、以下の記事が参考になるだろう。

 *余命3年時事日記「韓国外交破綻へ一直線」

 またまた前書きが長くなってしまった。

 国家インテリジェンスは、国家同士の複雑な駆け引きであり最悪の場合は軍事力によって国益を守ろうとする。

 一方、個人や一般家庭には軍事力など存在せず、とりあえずは緊急事態に備えての備蓄や、暴動やテロなどに巻き込まれないよう、基本的な知識は周知すべきだと思う。

 昨今は悪韓、嫌韓、呆韓という風潮が拡大しており、ネットからさまざまな情報を得て、声高に非難しあるいは罵倒し、さらには国交断絶を求める勢力も育ってきている。

 一方で、宗教家や政治家の間では「韓国は兄だ」と表現する人たちも存在する。

 なので、私自身としては、客観的な事実は発信しても相手国を否定するのも肯定するのも、最終的には個々人の自由な判断だと考え、断定はしない方針だ。

 ただひとつ視野に置きたいのは、国家間の対立が個人的な感情対立に発展しないよう努めるという点だ。

 ずいぶん昔、ハリソン・フォードが刑事役で出演した映画がある。私が要約するより、すでにネット上で上手にまとめられているので紹介したい。

『刑事ジョン・ブック 目撃者』(原題: Witness)
 1985年公開のアメリカ映画。タイトル通り殺人事件の「目撃者」となったアーミッシュの少年とその母親を守ろうとする、一人の刑事の格闘を描いたサスペンス映画である。その一方で、キリスト教の非主流派として非暴力で前近代的な生活を営むアーミッシュと刑事との文化的交流や恋愛模様を描いたヒューマンドラマとしての色合いが強いのも特徴的である。第28回ブルーリボン賞外国作品賞受賞作品、第58回アカデミー賞作品賞ノミネート、主演男優賞(ハリソン・フォード)ノミネート。(ウィキペディアより抜粋引用)

 なぜアーミッシュが印象に残っているか、簡単に説明して終わりたい。何年も前に聞いた話なので、正確さに欠けると思うが・・・アーミッシュの家族のまだ若い子どもが、酔っ払い運転の車にはねられ、亡くなってしまった。運転手は若い男性で、逮捕・拘束された。後日、愛する子どもを事故で失った両親が、刑務所に拘束されている犯人に面会しに行った。そこでこの両親が、犯人に告げた言葉は「私たちはあなたを赦(ゆる)します」だったそうだ。

 かねてから思っていることだが、自分に敵対し悪行を行う相手を赦(ゆる)し受け容れるというのは、おそらく人生で最も難しい行為のひとつなのではないだろうか。

 これは映画の中のシーンではなく、実際にあった話だそうだ。相手を憎まず恨まずに赦(ゆる)す・・・これは国家インテリジェンスには決して存在しない概念だと思う。
 しかし、人格や感情を有し、絶えず進化・成長し続ける可能性を持ち、さらにいえば、心を内包する人間という生き物にとって、その存在基盤の根底を形成する、重要な要素だと考えている。

 そんな状況なので、なんとか形にしたいと考えているファミリー・インテリジェンスは、まだまだ青写真段階だ。
 
 

  • 昼寝ネコさま
    韓流ブームでおっかけをやっていたニッポンのおばさんたちは今どこへ行ったのでしょうか?昨年の日本人観光客数は前年比17%減になったということです。これは韓国政府の発表で、トップが反日を繰り返している成果(?)と言えるのでしょうか。 -- パシリーヌ 2015-03-06 (金) 14:26:13
  • パシリーヌさん
    韓国及び中国の国内情勢は、目を離せない状況になっていると思います。すでに、両国に進出している企業や駐在員は人質になっているも同然ですので、厄介な状況にならなければいいと思っています。 -- 昼寝ネコ 2015-03-07 (土) 11:10:58

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