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''2017.01.28 自分史・家族史「少年たちの群像(3)」 投稿者:岸野みさを
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マッチが使えない子供
実家に戻って仏壇に御線香をあげるとき、マッチが擦れない長男に「こうやってするんだよ」とやってみせても、「えっ?こわっ」と言いながら恐る恐る擦ろうとして、「こうやる?わっ!アチッ!」と大騒ぎになった。「小学校4年生の理科の授業でマッチの使い方があるんですがね、今年のサマカンで練習してみましょうかね」というが、まさか石と石を擦り合わせて火を起こすことが不要になった現代、マッチも不要になったのだった。ちなみに筆者が最近マッチ棒を使ったのは本来の使用目的ではなくクイズで使ったのだった。マッチ棒を下記のように並べる。1+1 これをマッチ棒一つを動かして1に出来ますか?
知っていれば何のことはありません。

焚火が好きな少年の父は
 うちの子は焚火が大好きで困っています。ボウボウ燃える火の回りを走り廻ったり、廃材をどんどん放り込んでいるのです。彼の父親は消防隊員で火消しなんですがね……。

男子がチョッカイ出すときは
 孫娘が一年の時「男子ってからかってくるのでヤダ」という。教室でも身長が大きいので席順は最後列で両隣を男子に挟まれている。ばあが「からかってくるときは、あんたに興味があるからだよ」というと「そんなのヤダ」という。「お兄ちゃんだってそうだったでしょう?白馬から帰ってくるとき車の中であんたの髪の毛を引っ張ったり、悪口言ったりしたじゃない。妹が割って入っても『お前なんかに興味ない』と言ってあんたばかりいじめたじゃない」「そんなヤダ。気持ち悪い」

それは〇〇よ
多摩御陵から羽田空港までサイクリングに行った父と中学2年の長男。約3時間走ってもうすぐそこが羽田空港という二子玉川で、父はいきなり「大切なものを忘れたので家に取りに戻ってくれないか?」息子は即座に「ヤダよ」と言った。父は「ニーファイはそうは言わなかった」「で、大切なものって何?」父は「ニーファイはそうは言わなかったよ」
つまり、ニーファイがエルサレムに戻った教訓を教えることに失敗した父だった。

10年も経ってから言わないで
 親の希望に反して伝道から帰ってきてしまった娘は親に「子供の頃も、バレーボールやりたいというのに、安息日を守れないのはダメだと言ったし、生徒会長もセミナリーがあるからダメだと言ったし、私はあなたたちのロボットじゃない!」親は「なんでその時言ってくれなかったの?」と聞くと娘は「言えなかっただけ」娘も辛いだろうけれど親は本人の選びに対して、結局のところその選択の自由を認めることしかできないのだった。

家庭の幸せはどこにある?
 家庭の夕べで家庭の幸せについて表記されている24の概念の中から子供たちにそれぞれ一つを選んでもらった。
中学2年の長男は「不服そうな態度」と言った。それは家庭の幸せを壊すというのだ。
長女は「お金」次男も「お金」お金がなければ生活できないと言うのだ。次女は「笑い声」を選んだ。確かに笑い声のある家庭は幸せだ、素晴らしい。ママは「元気」を選んだ。大変なことがあっても元気でいることで幸せが維持できる、と。パパは「高潔」を選んだ。今の自分はとても及ばないので目指したいのだと言う。因みに他に書いてあった概念は、社会的な地位、愛、利己主義、神への信仰、健康、友情、親切、音楽、怠惰、不正直、喧嘩好き、信頼性、清潔、ねたみ、怒り、嫉妬、徳、親交、神のみたま、等だった。(家庭の夕べのテキストより)

圧迫面接
 受験生が恐れているのは大学入試の圧迫面接と言われている面接である。企業でもあるらしい。友人の長男もそれを食らってしまった。実はこの面接は「学生のストレス耐性を試すため」だ、という立派な目的を持っているらしい。わざと不躾な質問をして、それに対する学生の対応を観察するのだそうだ。皆さん、決して挑発に乗ってはいけません。冷静な態度で平然と回答すればいいのです。

雪で塹壕を掘った中学1年の長男
 塹壕の中には横穴が在って、子どもが1人入れるくらいの広さだ。塹壕の隣には日本兵が立っている。なかなか良くできている。次は爺がスコップで雪を長方形に切ってレンガの変わりに雪で砦の造り方を教えた。長女が雪を削り取り、次男がそりに2個づつ乗せて坂を引っ張って行き、頂上にいる長男がそれを積み重ねて立派な砦ができ上がった。

最近の修学旅行は
 京都への修学旅行で初めて新幹線に乗ったと言って孫は喜んだ。天気に恵まれたし、寝巻も洗面道具もホテルに備え付けてあり、持参の荷物がなかったのだと言う。

友だち4人でラーメンを食べに
 中学2年生男子4人で土曜日に「あそこのラーメンうまいらしいよ。食べに行こう」となって自転車に乗って出かけた。見送ったママは初めての事に「もうそんな年頃になったんだ」と嬉しさ半分淋しさ半分だったという。

  • 登場する群像は、何割かお身内ですか。それともご自身を含めて全員でしょうか。(自分史、家族史とありますから)。ほほえましくもあり、鋭くもあり、厳しい問いでもあります。文学的ですね。ついひきこまれて読んでしまいます。 -- 沼野治郎 2017-01-30 (月) 00:17:16
  • 沼野次郎兄弟
    少年たちの群像は身内も含めて知り合いも含めて色々です。彼らが成長したときに思い出してもらえればいいかな、ということですが、なにしろ徒然にですから……。 -- 岸野みさを 2017-01-30 (月) 10:31:58

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