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2017.09.02 穀粒記者レポート「「少年たちの群像(10)」投稿者:岸野みさを

 初めて社会科の100点満点を取ってきた中3の孫。玄関に飛び込んでくるなり答案用紙をひらひらさせている。「ウワッ凄いじゃない!」とばあ。「先生も喜んでくれてさぁ」1年の時の担任が今は社会科の先生だ。「100点は2人だけでさぁ、バカなオレと優秀な女子」「バカなら100点は取れないでしょ」とばあ。
「国語は92点」「ウワー、また、また、凄いねぇ!」こっちも調子づいて「他は?」
「言わないけど3にはなるよ」「そうなんだ。50点にはいかなかったの?」「言わないよ」
「分かった」「爺に伝えておいてね」「あいよっ!」好きな冷凍ゼリーを2、3個頬張って帰って行った。
 ところが言い忘れていると夜の11時に電話が来て「爺、100点取ったよォっ!」「おぉ!」
となった。塾から帰ってきてすぐ電話をよこしたのだ。後日分かったことは理科77点。算数43点英語44点だったそうだ。

 国語の授業で「人権について書いてみなさい」というので上記の孫は「同性婚は気持ち悪い」「外国人の参政権は認められない」と書くと「書き直しなさい」と言われたそうだ。
PTA会長の彼のママは「書き直しなさい、ではなくて、ここは少し変えたらどうでしょう、じゃないのかなぁ」と言う。

 修学旅行で日光に行った小6の孫娘。「校長先生面白いんだよ」「どんなふうに面白いの?」とママが聞くと「毎朝ね集合すると、6年3組サイコウッ!と皆でこうやってやるんだよ。
最初に校長先生がやるんだけど、その恰好がおかしいったらありゃしない」なるほど、彼女がやっても笑い出してしまう。6年3組と下を向いて言ってサイコウッ!で頭を挙げて両手をやじろべいにするのだ。お分かりですか?

 先日身代わりのバプテスマを受けた孫に「どうだった?」と聞くと「何回も受けているので……じゃあ、二言に集約して言うよ」「どうぞ」「1、神聖!2、先祖に感謝」「まあ素晴らしい!先祖に思いを向けて、身代わりで受けていることを実感することは大事よね」「戦国時代に生きた織田家や上杉家の人々はその時代をどう思っていたのだろうね…」という孫はいつの間にか成長している。爺の父方の先祖に夫が織田で妻が上杉という夫婦がいて、孫に身代わりをしてほしくて、彼がユースと一緒に行かれなかったので都合がつくまで織田家と上杉家の男性たちに待ってもらっていたのだ。「神殿は唯一霊界と現世を繋ぐ場所なんだよ」とばあがいうと「お墓も繋がっていない?」「そうね?復活の時墓から出て来ると言うしね」

ガールズキャンプから戻ってきた孫娘曰く「失敗しちゃったわ」「どうしたの?」と聞くと「班の人がねマーボー豆腐作るのに豆腐じゃなくて納豆を入れちゃったのよ」「あらま!」
「でも美味しかったから良かったわ。栄養価も同じ植物性蛋白質だしね」よかった。

白馬に滞在していた時、爺が孫たちと一緒にペットボトルロケット(water rocket)を作った。炭酸ソーダーの入っているペットボトルの炭酸を飲むなり捨てるなりしてロケット1本につき5本のペットボトルが必要だ。炭酸ソーダーを箱ごと買ってきたので何事かと思いきやそういうことだった。何故炭酸ソーダーのペットボトルかというと圧縮空気を30気圧入れても耐えられるように補強してあるボトルだからだ。緑茶飲料やミネラルウォターなどの非炭酸系飲料のものでは、構造や強度が違うので危険な場合がある。

まず、ペットボトルの上下をカッターでカットする。小3の孫息子はカッターが上手く使えないので、途中ではさみを使った。ロケットの尾翼の4枚を正確に作ることで発車した時に45度の角度で真っ直ぐに空に向かうことができる。それは工作の上手な次女が担当した。エンジンは自転車の空気入れで水500ccと空気を30気圧まで入れる。勿論火薬じゃない。発射台は自分で作ってもいいし販売もしている。発車台に仕掛けがあってロケットの尻にある噴射口がはずれると飛び出す仕組みだ。作用、反作用の力学で飛ぶ。3回飛んだ。地上での飛距離は80mから100mで高さは20mから30mくらいだった。一回は発射台にきちんと据え付けなかったせいか、横に飛んで庭木に引っ掛かってしまった。棹で引き落とした。飛んだペットボトルは回収して何回でも使える。ところがまだ慣れていない最初、発車する時水と空気が後ろに飛ぶので作業していた孫たちにバシャッとかかってしまった。

 2基とも八王子に持ち帰りたいと言う孫たちに、そんな広い場所がないので不可となった。航空法に基づき空域によっては打ち上げ禁止や事前に国土交通大臣への届け出が必要な場合がある。白馬の土地所有面積は1000坪だが現況野っ原で安全確保に問題はなかった。

 かの国のミサイル発射に対抗したペットボトルロケット発射は大成功だった。

 8月24日(木)身代わりのバプテスマで中1の孫がパパと神殿参入。一人で12人の女性の身代わりを受けた。
内藤菊姫………徳川家康の孫の保科正之の正室、享年20歳。1男児(4歳で死亡)の母。
藤木於万………徳川家康の孫の保科正之の継室、4男5女の母。享年71歳。
保科石姫………保科正之と於万の3女。稲葉正往(イナバ マサミチ)の正室。享年20歳。
前田久万姫……保科正之と於万の4男正経の正室。Ⅰ女児(2歳で死亡)の母。
安部竹姫………保科正之と側室沖富貴の正之第6子、保科又は松平正容(マサカタ)の妻。
沢井娘…………保科正之側室。Ⅰ女児(2歳で死亡)の母。
 保科正之関係は以上で他に6人だった。孫に本人や子供の享年は敢えて言わなかった。

  •  テスト100点!感動です。死者のバプテスマ 夏休みの白馬のロケット作りやガールズキャンプの麻ボウ納豆? 面白い校長先生の話、どれも子供達の笑声や様子が目に浮かびます。岸野兄弟姉妹の健康のお守りが有り、何時までも楽しいお孫さん達との生活が 続きますように。 -- すすき 2017-09-05 (火) 19:43:51
  • すすきさま
    私はご一緒にお誘いしたいのですが……。少年たちの群像(9)にも面白小話が載っています。 -- 岸野みさを 2017-09-05 (火) 23:20:57

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