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2017.11.20 穀粒記者レポート・『人に憑りつく悪霊の数は?』投稿者:岸野みさを

 マルコ5章を読んでいてウーンと思ってしまう。ご存じの墓場を住家として昼夜絶え間なく叫び続けているレギオンという男の話である。彼は度々足かせや鎖でつながれても、鎖を引きちぎり、足かせを砕くので、誰も彼を押さえつけることができなかった。ところが、この男はイエスを遠くから見て走りよって拝し「いと高き神の子イエスよ」と叫んだのである。ルシフエルと彼に従った3分の1の霊たちは血肉の体を得られなかったので、忘却の幕がなく前世で持っていた知識を奪われなかったのである。レギオンとは大勢という意味で、当時の6000人のローマ軍の名前だった。そこの山の中腹に、(非ユダヤ地域マタ8:28-34)豚の大群が飼ってあった。霊はイエスに願って言った。「わたしどもを豚に入らせてください」イエスが「汚れた霊よ、この人から出ていけ」と言われたからである。汚れた霊どもは出て行って、豚の中へ入り込んだ。するとその群れは2000匹ばかりだったが、崖から海へなだれを打って駆け下り、海の中でおぼれ死んでしまった。

 ここまで話すと孫は「豚が可哀そうだ」と言った。「そうね、1人の人を救うために2000匹の豚が犠牲になったんだね」と私。「それで、この男に憑りついていた悪霊は何人だった?
あっ、人じゃないから、何霊体?」と聞くと孫は「2000」と答えた。想像できない数である。

……そしてレギオンを宿していた男は着物を着て正気になって座っていた。男はイエスにお供をしたいと申し出たが「あなたの家族のもとへ帰って、主がどんなに大きなことをして下さったか、またどんなにあわれんでくださったか、それを知らせなさい」そこで彼は立ちさり、そして自分にイエスがしてくださったことを、ことごとくデカポリスの地方に言いひろめ出したので、ひとびとはみな驚き怪しんだ。(マルコ5:1-20)


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