17112501情熱ランナー
2017.11.25 エッセイ「2017クリスマスメッセージ」 投稿者:情熱ランナー
もらうよりも与える喜びを!「クリスマスプレゼント何買ってもらう?」
こんな会話を耳にすると、とても心が痛くなる。
この世の商業戦略に乗せられ、年末の売り上げに、利用されている風潮を痛烈に感じるからだ。
そもそも私がなぜそうように感じるかというと、私の子供の頃の思い出から起因する。私の家は、当時はクリスチャンの家ではなかったが、母が「羽仁もと子」著作集を読み研究する「友の会」という主婦グループで色々と学んでいた。その著者である羽仁もと子氏は、クリスチャンであり聖書を愛読していた。私の母もそのような考えを学んでいたことと思われる。
そういう考えがあってか我が家には決してクリスマスの日にオモチャは届かなかった。父や母が子供たち一人一人に与えたいものをあげるという習わしになっていた。不思議ともらったものを覚えているのだ。恐竜の形をした巨大なクッキーだったり、将棋セットだったり、101匹のワンちゃんという絵本だったり、、、。今思えば、そこには、親が子供のことを考えながら選んでくれたというメッセージが込められていたのかもしれない。子供に迎合するかのごとく、最新のゲーム機やゲームソフトをもらっていたら、このような暖かい思い出は決してできなかったと思われる。
私は、14歳でクリスチャンに改宗した。当時の宣教師から「あなたは、家族に何をプレゼントしますか?」と問われた。「衝撃的な言葉だった。」今までのもらって当たり前の考えから、与える喜びを味わってみましょうという、パラダイム転換が起きた。私は恥ずかしながらも少ない小遣いで弟たちにちょっとしたお菓子、父にシャーペン、母に手紙かなんかをあげることにした。実に照れ臭かったが、なんだか温かい気持ちになった。
先日、実家に戻って父の部屋に行くと、大切そうに置いてあった。目頭が熱くなった。
私は、世のあらゆる人に伝えたい。
「もらうよりも、与える喜びを味わおう!」
それこそ、天のお父さんが、私たちに味わってもらいたい喜びなのではないだろうか。
- クリスマス前のメッセージで良かったと思います。今年こそは与える者になろうと努力する人たちが増えることでしょう。奇跡のシャーペン、そんなことってあるのですね! -- パシリーヌ 2017-11-26 (日) 17:11:40