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2017.11.28 エッセイ「笑いでNK細胞の活性化(4)」 投稿者:岸野みさを

最初の示現
 まばゆい光が近づいてきて、声が聞こえてきて……ついにジョセフのように、と思った途端、目が覚めて「朝ですよ」と同僚の宣教師が懐中電灯を持って立っていたそうだ。

僕のお母さんが作ったんだよ
 教会の食事会でドーナツを食べていると男の子がチョコチョコと来て「美味しいでしょう。僕のお母さんが作ったんだよ」と言った。「そうなんだ、お母さんドーナツ作るの上手だね」2個目を食べていると又、チョコチョコと来て「美味しいでしょう。僕のお母さんが作ったんだよ」と言った。「そうなんだ。ありがとうね」この2個も頬張ったのは筆者の夫である。この話を聞いて思い出したことがあった。長男が高校生の頃、食事会で私が作っていった「こんぶの煮しめ」を「誰も食べてないよ」と言いに来た。「でも、スペアリブは全然ないよ」と言った。

島津家の文様の壺
 鹿児島研修に行ってきた夫のお土産は島津家の文様の一部を手書きにした壺だった。
下の画像をご覧ください。

島津家の

確かに由緒ある感じで美しい壺だ。
「高かったでしょう?」
「6万円の壺」
「エエッ!」
「の隣にあった6000円」
「アハハハハ」

呑んべえを披露する
 披露宴の他に親戚一同で会食の席を設けることになった。新婦の親戚は呑んべえが多く、飲まない新郎新婦と我らは返答に窮した。すると新婦が「呑んべえを披露するのね」
「そうなるわね?」という母親だった。確かにお祝いごとにお酒はつきものだが…。

教会に染まってないところだ
 短大のM先生は札幌学院大学の教授になって、娘の学んだ短大はやめることになった。「君はどうするんだ?」と聞かれて「ユタで6か月英語を勉強します」と言うと「教会へは行っているのか?」「ハイ、一応」「君の良さは教会に染まっていないところだ」と言ったそうだ。成る程と思った。私もヘンに偏っているのをみると困ったものだと思うことがある。M先生は元モルモンで「教会員は疲れる」と言ってお休み会員になってしまったそうだ。そうかぁ…

ユタはモルモンが多いので
 娘がユタに留学することを聞いた高校時代の教員が「ユタはモルモンが多いので気をつけなさい」と言った。娘は「私、モルモンなんですけど」と言うと「あっ、いえ、その…」

好きなところは?
 K男とM子のシャワーパーティーで二人は質問攻めに合った。「お互いのどこが一番好きですか?目とか鼻とか」聞かれると「歯」とM男が答えると「ウソー」と笑いが広がって
「M子は?」ズーツと沈黙があって、「それでは歯茎」大爆笑が起こった。今から夫唱婦随
なんだね。

行ってきまーす
 新婚二日目の息子のこと。車を止める音がしたと思ったら、黙って入って来て「ハイ、ゴミ」という。「捨てたんだけどね、余りにも多いんで」と。ほとんどが結婚祝いのプレゼントの包装紙だった。実家はゴミ箱ではないのだが。「じゃあ、家でお昼を食べて、それから仕事に行くわ」と言う。なんだ、ここでお昼を食べるつもりかと思いきや、家とは自分たちのアパートの事でホッとした。しかし、帰る時「行ってきまーす」と元気よく帰って行った。

私に?
「カブは栄養があるので食べてね」と筆者の妹が白馬村で作った赤カブをふっくらお婆に差し上げると「私に?」と聞かれた。「3人目を産んだ娘さんによ」と言うと「そうよね、私はこれ以上栄養をつけなくてもいいわよね」と、自答していた。

金箱さん
 高校見学に行ったところで親も一緒に模擬授業を受ける機会があったそうだ。黒板に先生の名前が書いてあって金箱(カネハコ)とカナ振りがついていた。ママは授業が終わってから「珍しいお名前ですね。銀箱(ギンハコ)という名前もあるのでしょうか?」と質問すると「さぁ、聞いたことがありませんねぇ」と答えたそうだ。側で聞いていた息子の怒ることといったら凄い剣幕だったという。「バカっぽいことを聞くもんじゃない」ということだったそうだ。そりゃそうか「金銀銅の連想ではねぇ」とばあが言うと「銅はないよ、銅は!」とママが反論した。


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