穀粒(こくつぶ)会員のための、創作および出版支援サイト

17120501歩く人

トップページへ 譜面台の練習曲メニューへ

2017.12.05 エッセイ「お月さん」 投稿者:歩く人

 「菜の花や月は東に日は西に」。カメラに撮りたい情景の一つに「菜の花とおぼろ月」「ススキと月」なのであるが、近くに花・ススキの場所がなく、願いかなわず、ずるずると時は過ぎ行く。でも夕陽と月をカメラに収めることを追い求めて、ひと時のロマンに浸るのが今の楽しみではある。詩の如く満月の時に「月は東に日は西に」となる。何年も前に実際に夕陽を西の地平線に観たあと、東の地平線から登る満月を見た時はまさに感動した。ほのぼのとした心地であった。再度その情景を体験したい。次の満月は何月何日かと気にかかるこの頃ではある。日々、若年から遠ざかっている私の想いは天体の織りなす紋様に傾注し心は若いと勝手に思い込んでいる。

画像の説明
 12月3日の月は丸く大きな輝きであった。ポケットに入るコンパクトカメラで、しかし超望遠でクレーターを捉えるカメラの画面を覗けることに醍醐味を味わう。進化する技術に感謝である。

画像の説明
 月を撮ったあとに樹木を入れて撮る。竹林、ケヤキ、いろいろな葉の間から撮るのも、かぐや姫やウサギの餅つきを連想して、これもこころ沸き立つひと時である。今は木の葉が落ちて、枝だけが映った、丸いお盆に絵が描かれているような構図になった。楽しい!冬の間はまた撮ってみたい。若年から遠ざかる私の若人の気分なのである。

  • 「若年から遠ざかる私の若人の気分なのである」霊は老いない、ということでしょうか?
    遠ざかるといえば、月は毎年潮汐力の影響で2㎝から3㎝地球から遠ざかっているそうですね。傾注を続けて、また見事な写真に収めて下さい。 -- 岸野みさを 2017-12-06 (水) 10:51:41

認証コード(1015)

powered by Quick Homepage Maker 5.3
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional