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2018.07.29 エッセイ「麗しきシニアカンファレンス」 投稿者:文美(ふみ)

今年初めて行われた、関東地区シニアカンファレンスに参加。
シニアと呼ばれる歳になった。シニアになると、参加する前から準備が大変である。なんといっても、健康状態。行きたいと、行けるがイコールにならない。それでも何とか長年の信仰と根性が、不自由になった体を突き動かし、沢山の方々が参加された。そして、奇跡も起こした。最近食欲がなく、前日まで食事が喉を通らず、飲み込む事にも苦労していた兄弟が、当日は電車の中で食べるためのお弁当を持参し、頑張って食べていた。
 私達は、一様に驚いた。彼は、私達と一緒に行くことができても、食事は無理かもしれない。御馳走を目の前にして、力なく眺めてしまうことになるのではないかと、心配していたからである。それが何と、車内でのお弁当を完食した。どうしても行きたいと言う彼の思いと信仰が、彼をカンファレンスへと導いていく。彼の顔から笑顔もうかがえたので、安心した。全てのプログラムにも参加でき、夕食の御馳走も食べる事ができていた。食することは、大切である。次の日の朝食も、難なく完食。共に参加した姉妹は、奇跡だ奇跡だと感動しきり。確かにそうなのかも知れない。
 若い頃と違い、シニアの集まりは気が張らずにすむ。月見の露天風呂は、最高であった。眺めのよい位置にかたまり、月をじっと眺めながら言葉少なに温まる。「あ~人生…」特に意味はないが、口をついて出てしまう。笑ってしまうが、ただ月を見ているだけで、シニアは急にセンチメンタル。月、星を眺めると、はるか彼方の忘却の幕の向こうを思うのか、夜空は美しいと、感激する。年をとると、子供に返ると言うがその通り。少しの事で傷つきやすく、感動しやすく、よく笑い、涙もろくもなる。なんと、可愛い幼子でではないか。
 この世の経験は、私達に試練と成長を与えてくれた。この世は、美しいものであふれていることに気づく。全ては、神様が創造されたものだから。醜いものは、それぞれの心の内にだけあるのかも知れない。それを、白くする方法があることに気づくために、この世に来たのかも知れない。シニアになって、色々と気づく。有難い。歳を重ねるとは、なんと素晴らしい!なんと、麗しい!

  • 若いころ「生きるために食べよ、食べるために生きるな」と学びました。老齢になると「食することは生きること」になるのでしょうか? -- 岸野みさを 2018-07-31 (火) 06:19:39

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