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2018.10.28 穀粒記者レポート・『送る言葉』投稿者:岸野みさを
         
 彼女が元気だったころ「死ぬ時はコロッと死にたいわ」と度々言っていて、ソルトレークに行ったときも、「飛行機が落ちてもかまわないわ」と言っていました。人は生き方を選ぶことができても、死に方を選ぶことはできません。彼女の願はかなえられたのだと思いました。「物を何処においたか分からなくなった時、一生懸命祈ると出てくるのです」と祈りの力を証されていましたが、しばらくすると「重い荷物が一つ増え二つ増えていくように、いろんなことが分からなくなっていく」と話されて、聞いている私に為すすべはありませんでした。ただ「親しく交わることが大切です」とみたまに促されていました。日常の煩雑さに紛れて、まごまごしているうちに、H姉妹は幕の向こうに行ってしまいました。告別式で夫のH兄弟が開口一番「一人前になった」と言いました。この世の務めを為し終えてはじめて一人前になれるのだ、と理解しました。従順、柔和、謙遜、慎み深さ、H姉妹は神の娘としての偉大な特質を私たちに示され、残されました。私の最初の孫が生まれた年に、記念として柚子の木を植えられて、毎年柚子の実を頂きました。今年も頂いた柚子の実をしみじみと見て、私たちは生きるも死ぬるも壮大な救いの計画の中に植えられているということを感じました。アルマ11:45にあるように「人は皆肉体の死を一度だけ経験するが、一度復活した後は二度と死なない体になる」ことを証します。斎場ですべてを終え散会する前に葬儀委員長が挨拶で「H兄弟は一人になりました。皆さんよろしくお願いします」と言われた言葉をもって、イエス・キリストの御名によりお話証します。アーメン。


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