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2019.02.02 エッセイ「森さんの思い出 沈黙は金」 投稿者:徳沢 愛子

森さんの姿を思い浮かべると、「沈黙は金」という言葉が心に湧き上がる。多くを語らない静かな方であった。
個人的には長く県女性センターで図書ボランティアをされていた時、当センターで金沢方言の話をしてほしいと言われ、彼女を通して色々お世話をいただいた。本当に誠実を絵に描いたような方でした。
詩を書き続け、詩集は初期の頃に一冊簡素な装丁でしたが、初々しい作品であった。それ以来休むことなく書き続けられ、詩も次第に上達され、それと同時に深い一つの真理、余韻のある作品に変化していかれた。「笛」の主宰者であった濱口國雄氏を師と仰ぎ続け、彼女の棺の中には彼の詩集と、我々の同人雑誌「笛」が胸元に置かれてあった。森さんを見守り続けてこられたご家族が、彼女のお心を汲み、そのようにされたのであろう。棺の中の彼女は詩作の最中のような、瞑想の最中のような哲学的お顔であった。家族と社会にいつも焦点を当てて、アンテナを磨いておられたと思う。彼女が「笛」のために多くの時間をさき、貢献されてきたことを私たちは心から感謝したいと思います。私は彼女がご病気だったことも知らされず、お見舞にも行けなかったことが残念でしかたがない。死はこんな形で突如、我々から愛しい人たちをかっ掠っていく。まだ、69才の若さだったのに、どんなにか残念であったことか。 合掌

  • 親しかった人との別離はつらいものです。こうした弔辞にはお喜びになられたでしょうか。同人誌「笛」の皆さまとご遺族の皆さまにお悔やみ申し上げます。 -- 岸野みさを 2019-02-04 (月) 14:48:00

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