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2021.03.04 自分史・家族史「日本の教会で力ある女性会員10人―そのタイプ」 投稿者:沼野 治郎

⽇本の教会員で⼒ある⼥性会員をあげるとすれば、どんな姉妹たちになるのだろうか。
ここで「⼒ある」というのは、影響⼒あるよく知られた⼈といった意味である。⼈物誌を振り返ってみて気づいたところをあげてみたい。ただ、次のリストは私個⼈の判断によっており、知っている範囲も限られているので、共通して⾔える資質や要素、⽇本の教会の現状(⼀端)を⼀瞥するにすぎない。
 戦前の⽅は実感をもって知ることができないので、含んでいない。

 1 柳⽥聡⼦(としこ)かつて⽇本全体を指導する扶助協会会⻑であり、賛美歌の翻訳者でもあった。柔和な表情のもと、勉学好きで柔軟、物事を積極的にまとめ、推進する⼈。
 2 清⽔順⼦ ⽇系のM.トム・清⽔と結婚、10年近く扶助教会中央管理役員に名を連ねた。⽇本で⽣まれ改宗した⼥性として最初。積極的で如才なく、現代⼥性らしい⼈柄。
 3 徳沢愛⼦ 詩⼈、個⼈詩誌を出すほか季刊誌の同⼈であり、著書も数多くある。⼼⾝障碍児の教師、⾦沢⼼の電話をボランティアで⻑年勤めた。⻑男が地域七⼗⼈を務める。
 4 岸野みさを 詩歌、脚本、随筆を書く。インターネット上にフォーラム「穀粒」を運営・主宰する。⽇本における末⽇聖徒の世界で⼀つのメディアを形成している。
 5 桐林ミチコ 元⾼校の英語教師。明るく⾏動的、彼⼥を⾒た⼩学校の教師が改宗。夫、⻑男、次男が地⽅部⻑、ステーク会⻑、監督。前⼆者が建築設計会社社⻑、次男は医師。 
 6 ⽥中 清 NHKのTVで⼿話ニュースキャスターに起⽤され、⽇本⼈教会員で最も多くお茶の間で馴染みになった顔の⼀⼈。市役所から裁判所まで要請され出向いた。
 7 今野由紀⼦ 翻訳教育講師。上智⼤(英)卒、BYU留学。貿易商社、⼤使館に翻訳担当として勤務。後、フリーランス翻訳者として活躍した。どこにでも出られる雰囲気。 
 8 森 駒江 「佐藤⿓猪」(2005年)、「太平洋を渡って⽇本⼈になった古代アメリカ⼈」(2020年)など著書がある。調査・研究・著述に意欲的。「若い⼥性」中央役員になった。  
 9 ⻘⼭ 静 ⼩学校教諭を定年退職後、要約筆記の活動に従事、難聴者のために尽くし、岡⼭市⻑から表彰された。1986-92年岡⼭ステーク扶助協会会⻑。
 10 岸 信⼦ 10⼈の⼦供を育てた⼤家族の⺟。現代を明るく⽣きる末⽇聖徒。よく講演に招かれ、熊本でメディアに取り上げられる。エッセイ集「⼦育てって楽しいよ」がある。 
次点(順位はほとんど意味を持ちません) 
11 中村三和⼦ 上智⼤(英)卒、BYU院で⽶⽂学を学ぶ。⽇本の扶助協会で奉仕した時、会員が聖書に疎いことを知り、もっと読み研究する必要を訴えた。知性に富み発信した。 
 12 ⻄ 晴代 元気な⼤阪のおばちゃん。町の企業主で、帰還宣教師に「うちで働きませんか」と職を与えた。気さくな⼈柄、⼈々の世話をし、看護師でもあった。
 実際には視点や知っている範囲の相違から、⾏く通りものリストができ、⼈数も何倍にも増えることであろう。
 それはさておき、ほんの数⾏では⼈物の⼤きさの⽚鱗さえも描き切れない。⼀つだけ柳⽥聡⼦姉妹の逸話をあげると、昔、聖徒の道に「教師たちの座談会」という記事が編集部に寄せられたが、掲載されなかった。するとそれを知った柳⽥姉妹は、この記事は将来教師になる⼈たちに有益であると談判し、少し遅れて掲載されることになった。編集部(東京)決定の「没を採⽤に」変えさせたのだった。
 ⽇本の場合、社会でも活躍する形で⼒を発揮する⼥性会員はまだまだ少ない。上のリストから⾒えてくるのは、1 ⺟親の⼒。それは⼦供の数であったり、⼦供が教会の⾼位の指導者になる場合であったりする。2 ⽂筆活動、編集・出版活動。この⾯で活躍が⾒られるのは嬉しい。3 英語を起点とした能⼒の開花︓通訳、翻訳、教育。4 ⾳楽、美術、詩歌など芸術⾯。これは⼀部2と重なる。5 特別な技術を持つ専⾨家。⼿話や要約筆記が相当する。
 この度、3の英語関連から派⽣して事業を起こし、グループや会社組織の代表となって活躍する⼈を知ったが、教会という社会を離れて無縁の存在となっているのが分かった。⽇本の教会は伸びる才能を受けとめる層の厚みに⽋けていた、と⾔うことになるのであろうか。学識者や芸術家肌の⼈も同様で留まりにくい。私としては広い意味での思想家(キリスト教、聖書学、モルモニズム関連の研究を含む)に精通した⼥性が出現するのを期待している。

  • 2021年3月8日の国際婦人デーにちなんで、大変光栄なご推薦を賜り恐悦至極でございます。微力ながら「一つのメディア形成」に値するようにこれからも励みますのでよろしくお願い致します。 -- 岸野 みさを 2021-03-05 (金) 22:45:12
  • なるほど、と感動しました。10傑の中に岸野姉妹もいらっしゃる、この穀粒を通じて初めて存じあげたのですが、光栄です。
    お休みになる方々のその後を見ると結構社会にあって活躍してみえる方々がいます。“日本のい教会は伸びる才能を受け止める層の厚みに欠けていた、ということになるのであろうか”は、なんとも言えない微妙な響きを感じる文言です。頑張らんといけないな、と思うのですが・・・。 -- おーちゃん 2021-03-05 (金) 23:48:32

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