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21081301 川島 弾

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2021.08.13 自分史・家族史「キリストへの信仰を持ってしっかりと立つ」 投稿者:川島 弾

17日間にわたって行われた東京五輪が終わりました。コロナ禍の様々な世論の中で開催された大会は、競技者にとってもテレビを通じて観戦する者にとっても、勇気を与えてくれた大会になったように感じます。

33競技、史上最多の339種目で行われた大会、皆さんの注目競技は何でしたか?私は、若者を取り込むために始まった新たな種目「スケートボード」をテレビで観戦しました。

スケートボードといえば、私にとってはこれまではどちらかというと「だらしない」など、負のイメージが強いイメージのスポーツでした。しかし、10代の青少年が障害物に対して果敢に攻めて、ジャンプした後にバシッと着地する雄姿に魅了されました。何よりも着目したのは、次々に難しい技に挑戦するため、失敗して「こける」ということでした。

実は失敗することが許容されるスポーツで、5回の試技のうち点数の高い4回が加点される仕組みになっています。他の人がしない、または出来ないことをする人こそが勝利を得ることが出来るため、どんどん大技に挑戦し、失敗しては立ち上がる。その果敢に攻める姿に仲間が、そして僅かな観客も心から応援する。1度だけではなく、何度でも立ち上がって「自分にしかできない」技に挑戦していく。
今までのスポーツとは一線を画した、現在進行形の競技を見た気がしました。

教会歴史の中で、オリンピックの金メダリストが総大会でお話をしたことがあるのをご存じでしょうか。1984年にアメリカ・ロサンゼルスで開かれたオリンピックの男子体操団体と種目別のあん馬で優勝したUCLAワードのピーター・ビドマー兄弟は、翌年の総大会の神権部会でお話をされました。日本選手とも壮絶な戦いを繰り広げた兄弟は、そのお話の中でこのように言われました。

「オリンピックの金メダリストになるというのがどのようなものか少し考えてみてください。首に金メダルを下げて勝利の表彰台に立った時の気持ちを想像してみて下さい。とても言葉で説明できるものではありません。ただ、もうひとつのことも理解して頂きたいと思います。私たちは皆、オリンピックで金メダルを得るよりもはるかにすばらしい経験をすることができるのです。つまり、自分のふさわしさを証明すれば、天父のみもとへ戻れるのです。・・・(これは)この世のすべての金を集めたよりも貴いものです。」(ピーター・ビドマー、「さらに優れた者となるために」聖徒の道1985年7月号、43ページ)

天父のみもとに帰ることができることこそ、金メダルよりも大きな価値があるのです。私たちは「自分にしかできない」方法で主に従って生活することが出来ます。信仰は常に私たちを前進させてくれる、とネルソン大管長は4月の総大会でおっしゃっいました。私たちが主を信じて一歩ずつ、自分の方法で着実に進むときに、どんな誘惑や苦しみ、挫折によってたとえ失敗したとしても、主は私たちの右におり、左にいて、私たちが再び立ちあがり着地することが出来るよう、支えて下さいます。私は救い主が生きておられ、私たちを心から愛しておられること、私たちにご自分と天父のみもとに戻ってきて欲しいと思っていらっしゃることを証します。

2021年8月13日

東京西ステーク府中ワード 

  • 川島兄弟、素晴らしい証に感謝しています。ありがとうございます。 -- 塚原俊英 2021-08-14 (土) 16:15:33
  • 若人の持つ可能性はその時代を推進させる原動力になりますね。天父から見れば我々もまた、天父の子どもですから同じことが言えるかも知れません。気づかせて頂きありがとうございます。 -- 岸野 みさを 2021-08-14 (土) 21:31:41
  • 若い人たちが、これらに気づいてくれると良いですね。 -- 丸山幹夫 2021-08-15 (日) 09:52:44

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