21121401向谷 亮
2021.12.14 エッセイ「2021クリスマスメッセージ」 投稿者:向谷 亮
クリスマスプレゼント
2020年2月に新型コロナ感染症のため、個人事業の縮小を余儀なくされました。多くの事業者の方とおそらく同様でしょうが、日々苦しい時を過ごしてきています。そんな中、縁があって、介助が必要な方に手助けをさせていただくという仕事の手伝いをすることとなりました。会社員時代には、出来て当たり前、出来ないのは能力のせい、という能力主義にどっぷりと浸かっていた私でしたが、独立して個人事業を始めてからは、コロナの追い打ちもあり、どうあがいても、どう頑張っても何ともならない事があること身にしみていました。介助が必要な方たちは望んでそうなったのではありませんが、出来ない事の方が多い方たちです。もし能力至上の時代の私であれば、そのような方たちと接したらきっと、自分の物差しで裁いていたかもしれません。しかしその時代からちょっぴりと謙虚になっている私にとっては、その仕事は自分自身を振り返るとても良い機会をいただいていると感じています。
与えられたものが望んでいた「事業の回復や成功」というものではありませんが、「自分を見つめることの出来る機会」をクリスマスプレゼントとしていただいたような気持ちの日々です。
- 次の扉が開いたのですね。主の祝福は人の思いでは測れないことが分ります。暖かいメッセージに感謝してメリークリスマス! -- 岸野 みさを 2021-12-14 (火) 22:12:22
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