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2022.04.09 穀粒記者レポート・『私にできることは 2』投稿者:岸野みさを

女性初の米国務長官(第64代)マデレーン・オルブライト氏(84歳)死去
2022年3月23日

クリントン政権の中心人物だったオルブライト氏は米国連大使を務めた後、2期目の同政権で国務長官に就任した。北大西洋条約機構(NATO)の拡大を支持し、ジェノサイド(集団殺害)と民族浄化を阻止するためNATOによるバルカン半島への介入を推進。核兵器拡散の抑制を試み、世界各地の人権と民主主義を擁護した。

クリントン氏は声明で「指導者の中で自らが奉職する時代にこれほど適任だった人物はほとんどいない」と指摘。「戦禍の欧州で幼少期を送ったマデレーンとその家族は2度にわたり故郷を逃れることを強いられた。冷戦終結で世界が相互依存する新時代が幕を開けると、彼女は国連における米国の声となった。その後国務省のかじ取りを担い、自由と民主主義、人権を情熱をもって擁護した」とたたえた。(CNNより引用)

マデレーン・オルブライトはヒトラーやスターリンの脅威からアメリカに逃れてきたチェコの移民だった。

(以下朝日新聞デジタル記事引用)
バイデン大統領は23日に発表した声明の中で、外交官だったオルブライト氏の父親が旧ソビエト連邦から殺害対象とされて米国に逃れてきたことに触れ、「オルブライト氏はその後、世界の自由を守り、抑圧下で苦しむ人々を支援するために過ごした」と追悼した。

国連総会の緊急特別会合で23日に演説したトーマスグリースグリーンフィールド米国連大使は「チェコを逃れ、米政府の最高レベルに登りつめた彼女の物語は、私の中で、現在のウクライナ危機と響き合う」と悼んだ。

オルブライト氏は2月下旬「プーチン氏は歴史的な過ちを犯している」とする論考を米ニュヨーク・タイムズに寄稿した。(引用終り)

オルブライト氏は2012年には大統領自由勲章を授与された。

しかし、アメリカにもNATO拡大に反対の理論があった。ジョージ・ケナン(1904―2005)アメリカの外交官は対ソ連「封じ込め戦略」を立案し設計した。どのような要因が国家間の緊張を緩和し戦争を回避する状況を生み出すのか、と国際政治のリアリズムについて下記のように述べている。
「これはアメリカ外交の致命的な誤りであり、NATO拡大はロシアのナショナリズム、反西側的で軍国主義的な傾向を助長し、ロシアの民主化を妨げる。東西間には冷戦のような雰囲気が戻り、ロシアはアメリカに逆らう外交を取るだろう」と。
今やロシアは中国と連携し共同でアメリカの敵国になっている。

勢力均衡(BALANCE of POWER)が重要であって不均衡状態が戦争を作り出す。

ロシアのウクライナ侵攻を受けて野党や国民の間でNATO加盟を求める声が急速に高まっているスウエーデンのアンディション首相は3月8日「地域の不安定化を招きかねない」としてNATOへの加盟に否定的な考えを示したとロイターが伝えた。スエーデンはNATO非加盟で伝統的に中立を守ってきた。

(以下引用)
ロシアのウクライナ侵攻後、全世界を取り巻く地政学的な状況は、今のこの瞬間にも変化を続けている。フィンランドがNATOの一員となる可能性は、数十年前よりも現在の方が高まっているように思われる。

サンナ・マリン首相の挑戦
ロシアの侵攻から間もなく、フィンランドのサンナ・マリン首相は「ロシアがウクライナでとった軍事行動を強く非難する」、「この攻撃は重大な国際法違反であり、多数の民間人の生命を脅かす」とツイートした。

フィンランドの公共放送“YLE”によると、マリン首相は「フィンランドは現在、軍事的脅威に直面してはいないが、(ウクライナに対するロシアの侵攻により)フィンランド内部でNATO加入に関する論争の流れが変わることは明らかだ」と語った。これは「今までは賛否の世論が五分五分であったが、ウクライナ戦争により賛成世論に傾く」ことを示唆したものである。

一方フィンランドとスウェーデンはNATO加盟国ではないが、この日「オンラインNATOサミット」に出席している。(引用終り)

さて、私個人にできることは何か、と預言者の教えを総大会で真摯に視聴すると、

預言者の教え 2022年4月総大会より抜粋。

「わたしはウクライナとロシアに何度も行きました。両国の地,人々,そして彼らの言語を愛しています。この対立の影響を受けているすべての人を思って涙を流し,祈っています」
「教会は,苦しんでいる人々や生き延びようとしている人々を助けるためにできることをすべて行っています。この悲惨な出来事で傷ついているすべての人のために,引き続き断食して祈るよう皆さんにお勧めします。」

「争いは,救い主が擁護し教えられたすべてのことに反しています。わたしは主イエス・キリストを愛しており,主の福音が平和を得るための唯一の永続的な解決策であることを証します。主の福音は平和の福音です。」

対立は,キリストの福音を宣べ伝える必要があることを思い起こさせると,預言者は述べています。

「今日わたしは,主がすべてのふさわしく,能力のある若い男性に,伝道に備え,伝道に出るよう求めておられることを再び強く断言します。末日聖徒の若い男性にとって,伝道活動は神権の責任です。若い男性の皆さんは,約束されたイスラエルの集合が行われているこの時のために取っておかれました。皆さんが伝道に出るとき,この前例のない出来事においてきわめて重要な役割を果たすのです。」

預言者は,日曜午前の説教の中で,末日聖徒が霊的推進力を維持できるようにする次の5つの方法を述べています。

1,聖約の道を進み,歩み続ける。
2,日々の悔い改めの喜びを見いだす。
3,神と,神の働きかけ方について学ぶ。
4,奇跡を求め,待ち望む。
5,生活の中での個人的な対立を終わらせる。

「いかなる戦争も,主イエス・キリストが教え,支持しておられるすべてのことから違背する行為です」と,ネルソン大管長は語っています。「救い主は,ほかの頬を向けるように,敵を愛するように,そして人々を不当に扱う者のために祈るようにと命じておられます。怒って当然と感じる怒りを解くのはひどく難しいということがあります。破壊的な行為で罪のない人を傷つけた者を赦すのは不可能だ,と思われるかもしれません。それでも,救い主は,『すべての人を赦す』ようわたしたちに勧告されました。」

わたしたちはほかの人々が行うことをコントロールできないが,自分の行うことはコントロールできると,預言者は教えています。

「今日のわたしの呼びかけは,皆さんの心,皆さんの家庭,皆さんの生活の中で激しさを増している対立を終わらせることです」と,ネルソン大管長は述べています。「短気であっても,とげとげしい言葉であっても,あなたを傷つける人に対する恨みであっても,ほかの人を傷つけようとする気持ちはたとえ何であっても埋めてください。わたしたちは平和の君に従う者です。今はこれまで以上に,その御方のみがもたらすことのできる平安が必要です。わたしたち一人一人が平安と調和を求めずにいて,どうして世界の平和を期待できるでしょうか。」

預言者は復活祭(2022年4月17日)までにだれかを赦すようにすべての人に勧めました。

  • 本当に、素晴らしい総大会でしたね。
    何時もながら、みさを姉妹の勉強熱心さに脱帽です。私も、毎日色んな種類のニュースは見ていますが、人々が自己中心的になっていると感じています。ある記事に、プー○○大統領が敗北すると中○がほくそ笑むとありました。
    友好国と見せかけて、不気味な国です。

    日本には、国会の中にもマスコミにもスパ○が沢山いるのに、のんびりしていますね。

    世界からは、スパ○天国だと言われているようです。
    でも、日本人を怒らせると恐いとも云われているようです。
    ウクライナ人と気質が似ているとも言われて、国の為には、命を投げ出すところ等は特に似ていると言われていますね。

    奇跡は、日常茶飯事起こっていますが、気づいていないだけだと聞いたことがあります。
    私は預言者がいてくださる事に、心から感謝しています。 -- 文美 2022-04-12 (火) 23:13:40
  • コメントありがとうございました。確かに予言者を頂いていることは特権で、とてつもなく有難いことです。赦しの原則に目を向けなければ心の平安を得ることはできません。私たちの中にある対立を終わらせることから始めましょう、と。「わたしたち一人一人が平安と調和を求めずにいて,どうして世界の平和を期待できるでしょうか。」

    国のある指導者が開口一番述べたことは「日本を守れ」でした。他人ごとではなく、北方領土をロシアに実効支配されているのに、危機感を持たない日本人が多いのは残念です。 -- 岸野 みさを 2022-04-14 (木) 11:53:13
  • ウクライナにもロシアに苦しみと悲しみの中にいる人がたくさんいて、そのような人々について祈ることーそして他に何ができるのだろうと考えていた時に、預言者がはっきりと、教会はそのような人々を助けるためにできることを全て行なっています、と宣言された時に、心が貫かれました。主から直接導きを受けながら最善の方法でできることを全て行われているのだと感じたからです。
    理不尽な出来事に対して赦す、と言うのはとても難しいけど主が求められている預言者の言葉に従って行きたいと思います。
    -- エルフ 2022-04-17 (日) 22:08:17

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