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22071101徳沢 愛子

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2022.07.11 詩・散文「すっぽんぽんでチュー」 投稿者:徳沢 愛子

徳沢愛子金沢方言詩集三

わてら んながら
すっぽんぽんで生まれてきた
世界をわがもん顔で 
泣いて わめいて ねんねは
まあ 遠慮も 気がねもせんと

それからや
ちょびんこずつおかしくなったのは
自己チューが始まって
見栄チューもんが
欲チューもんが 顔出いて
われこそ われこそは

漱石先生が 手を出せチューて
左手のない生徒に注意した
あわてて先生
ボクも無い知恵出しておる
さすがだ 先生
知らんまにわてらも
しょっチュー 人さん傷つけて
体中灰色の藻からまいて
これこそ親切チューの親切や思うて
ほんなこと言うて
人生終りやチューここにきて
理想チューもんは
要するに すっぽんぽんの心
すっぽんぽんこそ
人間成就の資格証明や
それでこそ天国の入口に
すっきっと立てるチューもんや
その扉の前で 目ェつぶって
呪文唱えておっと
あらァ 百万石音頭の行列
手振り足振りして現われる
やれ なんチューうれしさ このリズム
こんながにして 踊りながら
あっちゃヘ行けるチューのは
すっぽんぽんのお陰やぞいね
あー すっぽんぽんのぽんと

  • 何と痛快人生ではないですか❣「「あらア 百万石音頭の行列~こんながにして 踊りながらあっちゃへ行けるちゅうのは~」驚きです。こんながにして幕を通過できるなんて
    何とおめでたい事でしょう。あー すっぽんぽんのぽんと。 -- 岸野 みさを 2022-07-12 (火) 15:17:59

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