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2022.07.28 自分史・家族史「山本六平(孫)の研究課題を読んで」 投稿者:岸野  みさを

 山本六平君衝撃のデビューおめでとう。まさか三島由紀夫だったとは仰天です。われら市井の者に取って三島由紀夫は難解中の難解で近づくことさえ避けていた人物です。
君の解説によって少しは人物について、作品について親しみを感じることができました。電話でも言ったように「類は友を呼ぶ」ということですね。三島由紀夫に君は「呼ばれた」のです。君は三島由紀夫の類なのです。

 結びに三島由紀夫の6枚の写真について書いてある箇所にホットしました。一見普通の好青年であるのにその肉体と魂に秘めている狂気のようなものを誰が知るのだろうかと。バカ(狂気)と天才は紙一重、と昔から言い伝えられています。彼の「時代錯誤の切腹」(と君は言う)には仰天しかありません。分かることは自分の命を懸けて日本国憲法を改正し自衛隊を日本の軍隊にしなければ他国に脅かされる、という主張です。50年を経て現在の日本は彼の預告通りになりつつあるのではありませんか?

「自衛官は誰もついていかなかった」と爺は言いましたが、そんな風に思うのは三島由紀夫に対する冒とくだと思いました。市井の者にとって時代の先を見ることなど到底できないからです。「潮騒」や「憂国」は映画にもなりましたが前者は若いころ見ました。後者はいつか見たいと思います。見るじゃなくて読まなくちゃ!ですよね。

 三島由紀夫の美学は分かりませんが藤沢周平の「滅びゆく武士の美学」は痛いほど映画で見せつけられました。「たそがれ清兵衛」や「隠し剣」(鬼の爪)に時代を超える美学がありました。最近見た「悪の歯車」は少し弱みのある人々が悪に引きずりこまれていきながらもその中で尚、善を行おうとする姿に人間の持つ尊厳を見て衝撃を受けました。

感想を箇条書きにすると

1、タイトルが時宜に適っているので大衆の興味を引く。

2、政治活動家三島由紀夫と文学者三島由紀夫を知ろうと人物像と作品を区別しながら葛藤している様が全編を通じて伝わってくる。

3、高校生として学びの中で自分の進路を見出すという大事なことが起こったのは「教育目標を達成してくれた」と教師でなくても分かる。「小林秀雄の文章に悩まされている内になぜか自分の目指すべきものをそこに見出してしまったようだ」と。
 
4、余談の「舞姫」の作者川端康成を森鴎外と間違えたのが面白い。

5、「金閣寺」「潮騒」「憂国」それぞれの解説が分かりやすく、お勧めが「潮騒」と言っているのが18歳らしく青春を感じる。他の2作を勧められたら困惑すると思う。

6、「心を虚しくする」は教義と聖約にもあります。どこに書いてあるかすぐには思い出せないのですが「心を虚しくしなければ主の言葉が入ってこない」という聖句です。

7、「ある文学者の涙」は映像が見える作風で緊迫感の中に三人だけの会話で成り立っているシーンだ。「何かを取り戻した男、失った男、鈍感な男」「三人はそれぞれの位置」にいた。終戦後は物資が乏しかったのでタバコなんて手に入らなったのでは?


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