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堤明子2014CMM

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Merry Christmas・・・クリスマスのメッセージ

A Tradition of Christmas - Mormon Tabernacle Choir

クリスマスの贈物                      
 
堤 明子

 今から36年前、1978年12月7日、東京南伝道部、八王子支部でバプテスマを受けました。家族は3人で夫と私、それに娘一人でした。宣教師の訪問により、三人でレッスンを受けましたが、その間に夫は単身赴任となり、他にも故あって、取り敢えず私のみが改宗することになり、初冬の夕べに屋外のバプテスマフォントの水を潜りました。当時私は、小平市の嘱託職員として学童保育の指導員をしておりましたので、夕方仕事を終えて帰宅し、自転車で25分程の教会に駆けつけ、加藤淳子姉妹介添えで白衣に身を包み、バプテスマへと導かれました。冷え込んだ夜でしたが、フォントには湯が満たされていて、さ程寒さは感じなかったように思います。儀式が終わり水から上がると、安堵感に溢れ、静寂に包まれました。お集まり下さった会員の皆様から歓迎され、村本朗子姉妹から鮮やかなあざみの花束を頂きました。
 12月に入り、巷ではクリスマス気分が高まりつつあってか、教会から帰って一人食事の準備をしていた私に、帰宅した夫は「今日は忙しくてバプテスマ会に出られず、済まなかった。」と言いながら、小さなケーキを差し出し、「おめでとう」と言ってくれました。夫は若い頃他の教会に通った事もあり、クリスチャンの友もあり、下宿先に牧師さんが同居したりと、キリスト教には御縁があったようでしたが、特に家族で受けたレッスンの宣教師たちの聖さと、道を説く熱意に敬服し、彼等をこよなく愛していたので、私のバプテスマを容認し、ささやかなプレゼントをしてくれた事と大変嬉しく思いました。も一つの贈物は、バプテスマを執行して下さったシャー長老が、教義と聖約の小冊子の裏表紙に、祝福の言葉を英語でビッシリと書き込んで、小さなブルーのカモメのペンダントを添えて、プレゼントして下さった事です。12月に入ると、これらの事が思い出され、豊かで、楽しい信仰生活に心から感謝し、夫が亡くなって15年目のクリスマスを迎えることを感慨深く思います。
 
画像の説明

  • とてもクリスマスらしい思い出のメッセージと、貴重な色紙を有難うございました。厳冬にそびえ立つ、年輪を重ねた針葉樹を見たような、神聖な気落ちに包まれました。 -- 昼寝ネコ 2014-12-19 (金) 23:03:48
  • 堤明子姉妹
    キリストの降誕を祝うこのシーズンに姉妹も世界中の人々からのお祝いを受けながら新しい命に生まれたのですね。バプテスマ記念日おめでとう! -- 岸野みさを 2014-12-20 (土) 08:26:52

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