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16032801武井 耕一

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2016.03.28 自分史・家族史「主に近づき真に従う者となる」 投稿者:武井 耕一

2016.3.27 聖餐会のお話
私がラオスで単身赴任をしていた時、平日の食事の準備と洗濯をお手伝いさんにお願いしていました。彼女は、長年日本人家庭で勤めた経験があり、日本語と英語が通じ、料理も洗濯もとても上手でした。食事には主菜、副菜、汁物がつき、ワイシャツにはいつもアイロンをかけてくれました。結婚して20年になりますが、単身赴任中が最も食事が充実し、ワイシャツがパリットしていたように思います。私は、週の初めにその週の予定をノートに書き、一週間分の食費を置いておきます。彼女は、私が出張等で帰宅しない日を除いて、食事を準備し、何にいくら使ったかをノートに書いて、週末に余ったお金を戻してくれました。彼女が、1)私の言葉を理解し、2)頼まれたことをきっちりやり、3)最後まで辞めないでくれたことは、私にとって有難いことでした。

彼女が私にとって忠実なお手伝いさんであったように、私たちは、主に対して忠実な僕となる必要があります。マタイによる福音書25章には、忠実な人とそうでない人について3つのたとえ話があります。一つ目は、思慮の深いおとめと思慮の浅いおとめの話です。思慮の浅いおとめは,足りなくなった油を買いに行っている間に婚宴の戸が閉められ、開けて下さいと懇願しますが、主人に「はっきり言うが、わたしはあなたがたを知らない」と言われます。二つ目は、旅に出る主人が僕にお金を預ける話です。ある僕は、預かったお金を元手に商売をしてお金を増やし、別の僕はお金を隠してそのままにしました。お金を増やした僕に対して主人は、「良い忠実な僕よ、よくやった。あたなはわずかなものに忠実であったから多くのものを管理させよう。」と言われます。三つ目は、主が栄光の中にやって来るとき、主と同胞に仕えた羊とそうでなかったやぎを分けられた話です。「わたしが空腹のときに食べさせ、かわいていたときに飲ませ、裸であったときに着せてくれた」と言われても主に直接そのようなことをした覚えのない人に対し、主は言われました。「わたしの兄弟であるこれらの最も小さい者のひとりにしたのは、すなわちわたしにしたのである。」これらのたとえ話から、忠実な僕となるために、「思慮深く備えること」、「主から預かった賜物を使って勤勉に働くこと」、「神と同胞に奉仕すること」が大切であることが分かります。

私たちが置かれた環境や役割は異なりますが、主の僕として身に付けるべき姿勢には共通するものがあります。J・ルーベン・クラーク副管長は、次のように仰っています。「主に仕えるに当たって大切なことは、どこで奉仕するかではなくどのように奉仕するかです。末日聖徒イエスキリスト教会において、人は正当に召されるべき職を受けます。いかなる人もその職を求めるべきではなく、また断るべきではありません。」(2002年10月の総大会でのダリン・H・オークス長老の「み旨のまま行かん」という説教の中で引用。)

リチャード・G・スコット長老は、忠実さを身に付けるための方法について次のように仰っています。「天の御父は,わたしたちが自分の弱さと忠実さとの間にとりでを築けるよう,道具を備えてくださいました。次の提案について考えてみてください。? 自分自身のために聖約を交わし,儀式を受けてください。次に,自分の先祖の身代わりとして神殿で儀式を施せるよう,確実に一貫して取り組んでください。
・教会員でない人やあまり活発ではない家族や友人と福音を分かち合ってください。真理を分かち合うことによって,自分の生活に新たな熱意が生じます。
・どんな教会の召しであっても忠実に奉仕をしてください。特にホームティーチングや家庭訪問の責任ではそうです。毎月15分だけのホームティーチャーや訪問教師にならないでください。そうではなく,家族の一人一人に助けの手を差し伸べてください。相手を個人的に知るように努めてください。ほんとうの意味で友人となってください。愛ある行いにより,彼ら一人一人にどれほど深い関心を寄せているかを示してください。
・最も大切なことは,自分自身の家族に仕えることです。伴侶や子供の霊的な成長を最優先してください。家族一人一人を助けるためにどんなことができるか,心を配ってください。時間と関心を惜しみなくささげてください。」(「イエス・キリストの贖罪から得られる個人の強さ」、2013年10月 リチャード・G・スコット)

これらの提案の中で、家族に仕えることは特に重要であるように感じます。最近、子供の虐待やお年寄りの介護に関連した痛ましい事件をよく聞きます。昨年の児童相談所への通告件数は、37,020人で前年度より28%増加と報道されています。家族が互いに助け合うことにより、このような状況を改善することができるのではないかと思います。ラオスでは仕事を定時で終えて家族との時間を大事にする人が多く、親族間で助け合う相互扶助の機能が今も残っています。一方、日本では家族との時間や親族の結びつきを持ち続けるには相当の努力が必要です。

教義と聖約45章は、末日の世の荒廃について次のように述べています。「その日戦争と戦争のうわさが聞きかれ、全地が混乱し、人々は気落ちするであろう。また、人々は、世の終りまでキリストは来臨を延ばされると言うであろう。人々の愛が冷え、不法がはびこるであろう。また、異邦人の時が来ると、暗闇に座する者たちの間に光がさすであろう。それはわたしの完全な福音である。しかし、彼らはそれを受入れない。彼らはその光に気づかず、また人の訓戒のゆえに、わたしから心をそらすからである。 そして、その時代に異邦人の時は満みちる。 また、その時代に生きていて、あふれる懲しめを見るまで世を去らない人々がいる。荒廃をもたらす病気が地を覆うからである。 しかし、わたしの弟子たちは聖なる場所に立ち、動かされない。」(26-32節)

私は、ラオスから帰国するとき、自分が使っていた電子オルガンや日本に持ち帰れない家財をお手伝いさんにあげました。とてもよく働いてくれたことへの感謝の気持ちでした。私たちが現世で主の僕として忠実であれば、受ける祝福は更に大きいでしょう。御心を知るために御言葉を学び、与えられた賜物を使って勤勉に働き、人々に奉仕するときに、よい忠実な僕になることができることを証します。イエスキリストの御名によってアーメン。

  •  先日、高尾に出席できなかったのですが、この話のことを聞いて、ぜひ知りたいと思っていました。読めて感謝します。本当に良かったです。 
     また、素晴らしい話でした。文章ではなく、直接御霊を通して聴きたかったです。しかし、文章だけでも御霊の促しを受けました。主のみ手を感じました。本当にありがとうございました。 -- 丸山 幹夫 2016-03-31 (木) 09:30:13
  • 武井耕一さま
    忠実な主の僕は人に喜びと幸せをもたらし、そして主から溢れる恵みを授かるのですね。
    この確かな原則が改めて身に沁みました。 -- 岸野みさを 2016-03-31 (木) 11:12:31

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