16050401松尾ふみえ
2016.05.04 自分史・家族史「夢で大管長にお会いして」 投稿者:松尾ふみえ
ある日の真夜中、私は突然の腹部のはげしい痛みで目をさまし、トイレに駆け込んだ。それから数時間、夜が明ける頃までトイレから出てくることが出きなかった。途切れる事のない下痢と腸からの出血は“食中毒だったらどうしよう、O-157だったらどうしよう、仕事が出来なくなる”と私に不安と恐怖を感じさせた。
検査の結果言い渡された病名は“潰瘍性大腸炎”。腸の中に沢山の潰瘍が出来、そこから出血して数カ月このような症状が続く、少し良くなったかと思っても、又数カ月その状態がやってくる。それを生涯くり返す難病だと説明された。それから私のトイレ通いがはじまった。一日の半分をトイレの中で過ごす、ひどいときは15回~20回。トイレから出たかと思えば又、入る。ある日はトイレの横にふとんを敷きそこで寝ることもあった。電車に乗っても一駅ごとに下車しトイレにかけ込む。とにかくどこに行くにもトイレの場所を確認する。口に物を入れるとトイレにかけ込む。一か月の間に体重はみるみる減り10㎏近くもやせていった。それでも主治医は“あなたの症状は患者さんの中でも中(ちゅう)の上位です。ひどい方は入退院をしょっちゅうくり返しています。病と闘うのではなく、うまくつきあっていきましょう”といわれました。
それでもそのような生活に心身共に疲れて4年ほどたった時、責任をもっと果たしたい、奉仕したいと強く望む自分がいました。そして神様に、イエス様にお会い出来たら、私は病に耐えられるかもしれない、イエス様に会わせて下さい。そうしたら私は神様の為に一生懸命働きます。必ず、必ず約束します、と祈り続けました。
ある日私は夢を見ました。その頃私はプライマリーの責任をしていたのですが、夢の中、八王子の教会のプライマリーの部屋で子供たちを前にお話をしていました。その時、ドアーをノックする音がし、ドアーを開けヒンクレー大管長と姉妹が入って来られたのです。私はとても驚いたのと嬉しい気持ちでいました。お二人は一番前列の真中の席に並んで座られニコニコしておられます。突然の出来事に少し私は戸惑い“どうしよう、よく準備していない”と言うと大管長は右の手を前にあげ、うながすように“大丈夫、続けなさい”とやさしくおっしゃって下さいました。
目が覚めて、私はとても不思議な気持ちになりました。“イエス様に会わせて下さい”と言った私の祈りは大管長に夢でお会いするという形でやってきました。“ああ、私は夢の中で自分に言ったようにまだ準備は出来ていないんだな”でも大管長が会いに来てくださって、つらくても続けなさい、奉仕を続けなさい”と言われているような気がしたのです。
それから私の体は少しずつ癒されお医者様に“松尾さん治るかも知れないね、そんな気がする”とおっしゃっていただきました。
ある年のユースカンファレンス、朝早くユースの為のアサイメントに朝食つくりに行く車の中、“うちはパン屋で朝は忙しいだけどなあ”などと愚痴を言いながら大地沢に向かう車の中
私はハッと思い出したのです。“私に奉仕できる体を下さい。この病を治して下さったらお父様の為に一生懸命働きます”とその願いを神様はかなえて下さった。奉仕できるこの体に感謝と。
- 松尾ふみえ姉妹
何らかの痛みを一度でも経験したことのある者であれば、姉妹のその苦しみが如何ほどのものであったか推測できます。よく耐えましたね。「娘よ、あなたの信仰があなたを救ったのである」とイエスさまの声が聞こえてくるようです。姉妹の信仰による行動力がどこからきているのか判ったような気がします。分かち合って頂きありがとうございました。 -- 岸野みさを 2016-05-04 (水) 21:51:57 - 瀕死の交通事故で視神経に障害をきたし、目にするすべてがゆがんで見えた。「治らないかもしれません」絶望から42年が経った今、かわいい孫たちのキラキラした目が見える。
人生も奉仕もときとして痛みがともないます。イタイのイタイのとんでいけ~。わたしもときどき言われたいなぁ~。とんで/とんで/とんで/とんで・・・・ -- 夢であいましょう 2016-05-05 (木) 16:39:36