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17020401岸野みさを

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2017.02.04 自分史・家族史「ちょっと面白夫婦小話(2)」 投稿者:岸野みさを

山男と山女
このご夫婦が白馬大池キャンプ場を下見に来た日の朝のこと、連日の雨で危ぶまれた天候も雨が上がって出発できそうだ。いざ!行くぞ!といった緊張感のあるオーラに包まれている二人だった。一つの目的に向って力を合わせてやろうとする意気込みがみなぎっていた。弁当などの荷物の入ったザックは夫が背負い、妻は手ぶらだ。ゴンドラを降りて係員から尾根の縦走は強風の為止められたが、天狗が原まで岩場を登ったそうだ。そこから先は雪があったので夫が見に行ったという。下山して栂池植物園を一周するころガスが晴れて白馬連山が良く見えたそうだ。午後2時近くに震度4の地震があったが、彼らはそれを知らなかった。ゴンドラに乗る時に他の登山客が「ドーンという音がしたわよ」という会話で知ったのだという。
 二人は大学で同じ山岳部だったという。山女に「今まで一番凄かった経験を教えて下さい」と聞いてみると「風雨のため悪天候で、カミナリが下の方で鳴っていた時」と言った。

新婚さん
 新婚生活を振り返って見て何が可笑しかったかというと、朝ごはんを御茶碗によそった新妻は、こともあろうにその御茶碗をテーブの上に転がしてしまったそうだ。味噌汁茶碗ではなかったのでまだよかった。また、何がイヤだったかというと、新郎の靴下を洗う時、靴下の中にかかとの皮が残っているのを払い落とすことだったそうだ。新郎は小さい頃から、かかとが荒れていて、特に冬になるとかかとのお手入れを欠かせないのだという。

そんなに慌てないで
 小学5年を筆頭に4人の子供達の前でラーメンを作ったのはいいのだが、妻がどんぶりを手渡すとき、夫がちゃんと受け取らず、どんぶりは床にガチャーン!悲惨な場面をご想像あれ。

漢字を教える夫だが
 日曜学校で妻が黒板に文字を書いている時、漢字を思い出せない妻に夫は「ウ冠を書いて、空と言うような字で、違う、違う、一を書いて」と必死に教えるその恰好に教室はどっと笑いの渦に包まれた。結局、その夫は前に出て自分で書いたのだった。

初めての対面
内視鏡で赤ちゃんの写真を見て、目が大きくくぼんでいて、こっちを向いているので思わず「ワッ!」と言ってしまったという、驚きと感動の新米ママだった。夫はただ、「フーン」だったそうな。

富士山を見に行く
 娘の夫の為に富士山を見せてあげようと思って4人でドライブに出かけた。彼がほうとうを食べたいと言うと、主人はもっと奥がいいじゃないか、と言うので、どんどん登って行った。すると峠の茶屋に出てしまい「富士には月見草がよく似合う」という太宰治の記念碑を見て、麓に下りてほうとうを食べた。小雪がチラつき風が冷たく、暖かいほうとうは美味かった。値段の1000円は高いのだろうか?本栖湖、西湖を見せてあげたかったのに
義理息子は車の中で眠ってしまった。帰りは谷村から東京方面に向かうのに主人が右車線がいいと言う。左車線が流れているのに、右車線に入ってしまった夫の運転で、渋滞に巻き込まれて結局、2時間のロスだった。今日の夫の判断はこれ如何に?

それは100%の証明書です!
 ソルトレークに着いたばかりの頃、荷物を受け取るのに小切手など個人を証明するものがなくて、「困った、困った、神殿の推薦状しかないし」と言ってサイフの中を見せると「それです。100%の証明です」と配達人から言われたそうだ。そうだった!

私、結婚していません
 神殿のシーリングの部屋で待っていると、見覚えのある兄弟が入ってきた。「岸野姉妹Aです」と声をかけられた。身代わりの結び固めにきたという。他のワードの若いT姉妹と儀式を行った。休憩時間の時Aは今結婚相手を探していると言う。T姉妹は?と聞いてきた。
「彼女は最近結婚したばかりよ」なんと私の人違いでの発言だった。そこへ丁度T姉妹が入って来て「私結婚していません。皆にZ家の4番目と間違われるのです」こうして二人は知り合ったのだが、その後の事は分からなかった。何しろ彼は北海道在住だった。

山は是山なり、水は是水なり
 親子3人で湯河原へ行った。ホテルあかねは眺めが良かったし、食事も美味しかった。湯河原ゆかりの美術館で「紅梅の調べ」郷倉和子展を見て感動し、画集を買った。そこに夏目漱石の「山は是山なり、水は是水なり」の掛け軸が飾ってあった。夫と娘にどういう意味かと聞くと娘は「本物だ」という意味だと言う。夫は「山は美しい、水は美しい」と言う。
私は、山は山、水は水であり、山は水ではないと思った。これは元々禅語で、検索してみると色々な解説があった。娘も私も次の解説に近いかな、と思った。

山は山として、水は水として完結しているの意
山なら山を認識した瞬間、山は山であり、
美しいの青いのと後念を接がないならば、
山の本質をそのまま山として認めることができる。

  • 夫婦は存在するだけでおもしろい。更にかん違いや言いまちがい、ユニークな個性がブレンドされると悲喜劇が始まる。人生はドラマだ、といわれるが、しばしば脚本が変更されることは如何ともし難い。岸野みさをさま笑話堪能させて頂きました。 -- 増井重治 2017-02-05 (日) 15:37:38
  • 増井重治さま
    悲喜劇で笑い話ですか?
    私には♪僕らは皆生きている、生きているから歌うんだ♪という歌のように、それぞれが見えますが…。 -- 岸野みさを 2017-02-05 (日) 22:30:38

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