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2017.06.12 詩・散文「版画詩集「草千里人万里」」 投稿者:徳沢 愛子
版画詩集『草千里人万里』

画像の説明
 
 人の一生はドラマである。いつも驚きを孕んでいる。幸も不幸もごった煮である。ある時不幸は鉄砲水のように襲いかかり、ある時幸は小春日和の縁側に座らせてくれたり、ある時は静寂の中で、大いなる者のみ手が頭に置かれたと感じる瞬間があったり、一人の人間の一生はどんな劇的ドラマより長きにわたって本物のドラマである。
 私自身を振り返ってみても、美事な幸、不幸の連続であったし、今度も振り返れば、不幸も何ということはない、それは結局幸でもあろう。ということは殆ど私の一生は幸であったということになろう。
 この度の版画詩集出版も、降って湧いたような事件であった。大先輩の詩人前田良雄氏との思いがけないコラボ。九州で書いた三行詩が、版画家でもある前田さんの、迫力ある版画で生き返った。三行詩の潜伏期間12年を経て、突如地上に素晴らしい23枚の版画に抱えられて現れた。幸は忘れたころにやってくる。たった三行で詩心を表現するのは、難しいことである。今もこれでよかったのか、という反省がある。九州各県の有名なスポットに光をあて、三行の詩行に表したのだが…。
 昨年九州には、次々と(熊本地震など)多くの災害があった。詩集の中にも書いたが「九州が元気でありますように」という一行は、私の祈りである。九州に三年間ボランティアとして働いてきた私には、かの地の人々の温かさ、人なつっこさは三年間の活動を終えた時、帰沢したくないと思わせたくらいであった。それがこのような形で少しでも恩返し(?)
できたのは、ひとえに神さまのご配慮であったと思う。この機会を下さった詩人であり、版画家でもある前田良雄さんに深謝いたします。誠にありがとうございました。ご高齢の前田さん、まだまだお元気でよいお仕事をなさって下さい。

  • 三行詩と版画のお互いに鋭く響き合う一致が増幅して、見る者を圧倒します。記念の作品をありがとうございました。 -- 岸野みさを 2017-06-13 (火) 07:34:59

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