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2017.09.10 自分史・家族史「もしもの時のための遺言状 2014年8月20日」 投稿者:炎のランナー

過酷な山岳マラソンレース前日に書き上げる

もしもの時のために

 こんなことはまさかないでしょう!という時に備えて、遺言状を残しておきます。
まず、私の人生を支えてくれた、愛する妻である華奈ちゃんに「ありがとう」本当に華奈ちゃんのおかげで、私の人生はハッピー絶頂期を迎えることができました。こんなにユニークな個性溢れるアブノーマルな人間とつき合ってきたあなたはすごい!それだけで大拍手です。嫁がいるからこそ人生を120%楽しむことができる。
 この話を読んでいる4人のこどもたちよ、なるべく早く結婚しなさい!結婚すれば、なんでもできる。というか結婚してこどもが生まれれば、なんとかしようと思って、どんなことでもすることができるよ。パパは、結婚してから会社を辞めた。真剣に考えて、学校の先生になろうと決めて、それからアルバイトをした。工事現場でオーライのバイトもした。それから凛帆ちゃんが生まれた。確かに、真剣に頑張って学校の先生になれた。そして、海渡が生まれ、岳登が生まれ、空翔が生まれた。パパは、こどもが生まれるたびに強くなっていった。体も強くなった。マラソンだって速く走れるようになった。そして心も強くなった。仕事も楽しくなった。色々なことをやってみようと思えるようになった。だからこどもたちよ。まず、結婚しなさい。伝道から帰ってきたら、なるべく早くだ。お金なんてなくてもいい。仕事だってなくてもいい。なんにもないけど、一緒にがんばろうという人がいたらその人と結婚しなさい。心配ごとなんて考えていたら、キリがない。人生の本当の失敗は、あきらめてしまうことだ。うまくいかなくてあたりまえ。だから真剣にかんがえる。努力するんだ。どうにもならないほどくるしんで、おいのりして、神様から力もらって強くなっていける。パパは、学校の先生になるための作文1400文字書くことが苦手で100枚書いてもうまくならなくて、本当に心から叫んでお祈りした。どうか、うまく書けるように助けてください。と。そうしたら、少しづつかけるようになってきた。ついには、得意になった。だから大丈夫だ。どんな時も心から神様に叫び求めなさい。
 パパは14歳の時に、宣教師と出会って、教会に行くようになった。それまでは、悪いことをいっぱいしていた。もし、教会に行っていなかったら、たぶん結婚もしていなかったし子どももいなかった。もちろん、君たちとも会わなかったし、ママとも会わなかった。15歳の時、バプテスマを受けた時、本当に私の罪がきれいになった。自分の心が太陽になるくらいあったかい気持ちを感じた。これは、本当だ!うそじゃない。みんなは、アメリカに行ったことがないけど、確かにアメリカがある。みんなは、神様の所にいったことがないけど、確かに神様の所はある。教会の教えは、すばらしい。実にすばらしい。古くさく感じるかもしれない。友達はみんな守ってないかもしれない。時々つらくなることがあるかもしれない。それでも、この教えは本当だ!偽物じゃない。神様の教えを守っていれば、必ず、また会える。決してなくならない幸せになれる。この世の中でも幸せになれる。死んだあとも永遠に続く。だから君たちよ、神の教えを守り続けて欲しい。毎日お祈りをし、モルモン書を読み、日曜は教会に行き、毎週家庭の夕べをして欲しい。定期的に神殿に行って欲しい。それを続ける時、必ず神様が助ける。必ず、幸せな結婚生活が待っている。死んでからもまた、パパと会える。もし、戒めを破ってしまったら、ビショップのところに言って相談しなさい。必ず力になってくれる。あきらめるな。だれだって失敗はある。パパだって、若い頃は色々な失敗をして、ビショップに何度も相談したことがある。それでも立ち直って、宣教師になって、神殿で結婚して、こうやって幸せな家族を築いている。だから大丈夫。
 それ以外は、特に何も望まない。別にテストで0点とろうが、受験に失敗しようが、いい仕事につけなくたって、かまわない。他のことなんて、永遠の目から見たら、屁みたいなものだ。
 なんか説教がましくなってしまいましたが、パパがみんなに一番伝えたいメッセージはそれです。
 ママが神様の教えを守れるようにみんな助けてくださいね。盛岡のばあちゃんにいったら、ほとんど教会に行けなくなるから頑張ってこの家で暮らしてください。もし、新しいお父さんが来てくれるとしたら、喜んでください。一緒に家庭の夕べをしてください。
 一緒に神殿に行ってください。
 なんかお願いばかりしてしまいましたが、それがまた、パパと天国で会うために必要なことだから伝えました。
 凛帆ちゃん、あなたはピンチに強い。何度も病気になったり、痛い思いをしているから、きっといい看護婦さんになると思うよ。看護婦さんになれば、結婚相手が学生でも養っていけるから、ママみたいに早く結婚できると思うよ。
 海渡よ、君は、落ち着きがなく、お調子もので、昔のパパにそっくりだ。パパのが、もっとハチャメチャだったと思うけど(笑)だけど、皿洗ったり、洗濯たたんだり、早起きしたり、モルモン書読んだり、自分で決めたことはきちんとする強い心をもった男だ。どんな大きなことでもすることができる。仲間と付き合うことも上手だし、そして何よりもママを喜ばせることが上手だ。早く結婚しろ!この世のガールでなく、教会のガールと仲良くなれ。ユースの時代は、片思いでもいい。かわいい教会のガールをみつけろ!そして友達になれ。いっぱい話をきいてやれ。いっぱい励ませ。好きでも好きだ!と言うな。そして、早く伝道に出ろ!高校卒業したらすぐだ!帰ってきたら、すぐに結婚しろ!仕事は、なんでもできる。オススメは、高卒公務員だ。海渡は正義感が強いから警察官が向いているかもな。
 岳登よ。岳とは、よく一緒に色々なことをしたな。空翔がすぐ生まれちゃったから、ほとんどパパッ子だったな。あんまりしゃべらなくて、それでいて、情に熱く、誰にでも思いやれるところは、岳のいいところだ。すぐメソメソするけど、成長したら、いいキャプテンや隊長になれる。岳はレスキューファイヤーになれ!ピンチの人を助け出す仕事にぴったりだ!救急救命士や山岳救助隊、特殊救助隊なんかが向いているよ。体を鍛えて、人々を助ける仕事に就いて頑張れ!岳は、黙っててももてるから大丈夫だ。早く伝道出て、「俺についてきてくれないか。」でバッチリ結婚できるぞ。
 空翔よ。君は、とてつもないママっこだったね。それでもいきなりでんぐり返しをしたりするすばらしい運動能力の持ち主だ。その甘いマスクは、色々な女の子から好かれるだろうが、調子に乗らずに、地味だけど、しっかりした奥さんを探すとよい。将来は、お医者さんかな。開業して、華奈ちゃん看護婦に雇ったらいいよ。マザコンってよばれちゃうか(笑)
 最後に、洋一じいちゃん、礼子ばあちゃん、今まで育ててくれて本当にありがとうございました。この上なく素晴らしい両親の元で生まれ育ててもらいました。私の人生の夢は全て実現しました。親よりも早くこの世を去ることは、とても悲しませることになると思いますが、家族は永遠です。また、必ず会えます。一足先に先祖の所に行っているだけです。きっとあの世でもせせこましく、熱ぐるしく動きまわっていると思います。また会う時を楽しみにしています。直哉の面倒がみれなくて、ごめんね。直哉も確実に天国にいきますから。

 最後の最後に華奈ちゃん、色々と残してしまってごめんね。葬式は、家族葬でお願いします。もし、仕える部位があったら臓器全て提供します。骨は、とりあえず、長野の上田の墓にでも入れてください。

 いやー本当に幸せな人生でした。華奈ちゃんを始め家族のみなさん、どうもありがとうございました。一足先に、あの世で待っています。 では、またね。

                                ○○○より。

  • 炎のランナーさま
    「いざ、さらば」となれば愛してやまない家族にこんなにも伝えることが溢れてくるのですね。臓器提供の遺言までして、その力強い愛は弱っている隣人にまで及び、感服しました。「こんなことはまさかないでしょう」 -- 岸野みさを 2017-09-12 (火) 11:28:56

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