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2017.12.16 エッセイ「ただの冬」 投稿者:怠け者のサンタ

子供の頃10月の半ばになると家の中は手縫いのクリスマスオーナメントで散らかっていた。母は友人と数百個に及ぶそんな手作りの品を毎日作り続けた。クリスマスになるとサンタクロースのコスチュームを外人の青年に着せ小児病院や施設などをまわってオーナメントとお菓子を配っていた。僕が物心つく前から大人になるまでそれは毎年続いた。小さい頃クリスマスの夜は毎晩兄と家で留守番していた。小学生くらいになると自転車で一緒について行った。大きくなると段々一緒に行くのが煩わしくなり行かなくなった。僕は成人して車の免許を取得し、運転手となってまた同行するようになった。小児病院で長期入院している子供たちは目の青いリアルなサンタ
を目の前に瞳を輝かせて喜んでいた。母が20年以上続けていた理由が少し理解できた。

  • 素晴らしい母上ですね。人に喜びと幸せを与えられる行いことこそただの冬ではありません。 -- 岸野みさを 2017-12-18 (月) 09:34:08

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