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2018.01.23 自分史・家族史「No rain、no rainbow」 投稿者:北原由梨佳
(2018.1.21 町田ステーク大会に於けるお話)

私はこの町田ステークで働いてくださっている素晴らしい宣教師たち一人ひとりに感謝しています。実はわたしも最近まで専任宣教師として働いていました。先月、カリフォルニア州モデスト伝道部から帰ってきました。伝道では沢山の貴重な素晴らしい経験をし、沢山の奇跡を見てきました。学ぶことも沢山ありました。伝道に出て、イエスがキリストであるということを知り、また主がわたしたちの贖い主、救い主であるということを更に確信することができました。もう一つ、私が伝道に出て学んだことは、神様の子どもたちに対する主の愛がいかに大いなるものであるか、ということです。

私の最後のエリアで、今でも忘れられないある家族に会いました。私と同僚がその家族に会ったのは外で自転車に乗っていたときでした。シャイアンという3人の子供を連れた若い母親に話しかけ、私たちが末日聖徒イエス・キリスト教会の宣教師だと告げると、彼女は「ちょうど昨晩夫と、どこか家族で行ける教会に行きたいね。」と話していたと言って私たちの話に興味を持ってくれました。そのあとアポイントメントをつくり、後日彼らの家で福音について教えることになりました。
彼らの家を訪問すると、とても小さな小屋のような家に案内してくれました。家の中はベッド一つがやっと入るくらいのとても小さく狭いスペースしかなく、椅子やテーブルすらない中で、シャイアンは子供たちと私たちをベッドの上に座らせてくれ、自分は床で私たちの話を聞こうとしました。
私たち宣教師の目的は、人々をキリストのもとへ来るよう勧めることや助けることなので、私たちがこの家族をどのようにしたら助けられるか知るために、まず彼らのバックグラウンドを知るため幾つかの質問をしました。すると、シャイアンが彼女の半生について語り出しました。実は小さい頃から辛い生活をしてきており、それでも神への信仰だけは捨てずに生きてきたことなど、涙を流しながら話してくれました。ちょうどそのとき、6歳の息子と4歳の娘がその母親の方へ駆け寄り、ギューッとハグをしました。4歳の娘は母親の涙をぬぐうかのように頬を小さな手で触れていました。
その光景を見たとき、私の心の中は主の愛でいっぱいになりました。天のお父様がこの家族をどれだけ愛していて、どれほどこの家族に幸せになってほしいか、この福音を知ってほしいかと思っていらっしゃるかということを深く感じました。辛い状況にありながらも、シャイアンは、いつかはちゃんと祝福が来る、と信じていました。
私たちは時に、人生でなぜ?と思うような、彼女のように苦しい悲しい経験を沢山すると思います。でも、天のお父様はすべてのことをご存知であり、私たちのことを愛しておられるので、私たち一人ひとりのために計画をお持ちである、ということを私は知っています。

伝道中に、そのことについて学んだ教訓があるので分かち合いたいと思います。ある夜、私と同僚が予定されていたアポイントメントに行くため自転車をこいでいたときのことです。突然、私は自転車から転び落ちてしまいました。自転車から転んだあと、正直、傷の痛みより、なんで?ということしか考えていませんでした。
学生のとき、セミナリーや学校に自転車で行っていて、高校もかなり遠かったので毎日往復20km、自転車をこいでいました。天候に関係なく、毎日その20kmを自転車でこいでいたので、乗りながら単語を暗記したり、体操着を着替えたりなど、自分の自転車に乗るスキルには自信がありましたし、自転車に乗ることはとても得意としていました。・・・その私が?・・・この私がこんなことで自転車から落ちるなんて!という思いで心の中はもやもやでいっぱいでした。
転んだ時、体を強く打ったのもあり、怪我もあったので自転車に乗ることもできず、とりあえずアポイントメント先には自転車を押しながら歩くことにしました。私と同僚が歩き進めて、ある角を曲がった瞬間、私たちがちょうど行こうとしていた進行先から銃声が数発聞こえてきました。わたしも同僚も相談する間もなく瞬間的に自転車に飛び乗り元来た道へ逃げました。
あとで考えて分かったことは、もし私があのとき、あの場所で、自転車から転んで落ちていなければ、もともと行こうとしていた場所に、そのまま進んでいたら私たちはその銃声の犠牲になっていたのかもしれない、ということでした。そのことを同僚と考えていたとき、お互い「目からうろこが落ちる」思いでした。私たちの命が安全に守られるために私が自転車から落ちる必要があったのです。主の計画は完璧です。
ときどき人生の中で「なぜ」と理解できないこともあると思います。でも、私たちが主の御心を行おうと努力するとき、主は私たちに祝福を授けてくださいます。

私の大好きな言葉でNo rain, no rainbowという言葉があります。雨なしには虹は見ることができない。雨は苦難、試練という意味で虹は祝福、よい結果という意味です。この言葉に似た聖句がモルモン書の中にあります。これは伝道中私がいつも励ましを受けた聖句です。アルマ書38章5節「・・・神を信頼すればするほど、あなたはそれだけ試練や苦難から救い出され、そして終わりの日に高く上げられるということを覚えておいてもらいたい。」
現実では、虹よりも雨を見ることのほうが多いと思います。でも私たちが福音に沿って生活をし、主の御心を行おうと努力するとき、虹は必ず見えます。絶対虹を見ることができます!
私が伝道中に見た奇跡や得た証はとても特別なものです。この1年半は私の人生で一番喜びを感じた日々でした。それだけこの福音は喜びに満ちています。
今伝道に出るか迷っているユースやYSAの人がいたら是非出てください。絶対出てください!!伝道の経験は特別です。伝道で得た証や経験は何にも代えることができません。それだけこの福音を宣べ伝えられるということは祝福であり、喜びです。主が私たち一人ひとりのことを愛しておられるということを知っています。イエス・キリストの御名によりアーメン。

  • 主に仕え民に仕えた輝かしい青春、未来も大きく開けましたね。ビバ! -- 岸野みさを 2018-01-24 (水) 20:50:43

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