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2019.12.29 自分史・家族史「カイザルのものはカイザルに返しなさい、神のものは神に返しなさい」 投稿者:岸野みさを

2019.12.29 聖餐会のお話
 孫の旦(アサヒ)がイエスの教えで一番痛快なのは「カイザルのものはカイザルに返しなさい。そして神のものは神に返しなさい」(マタイ22:21)であると言いました。

 当時イスラエルはローマ帝国の属国でした。ローマ帝国の第2代目の皇帝はティベリウス・カイザルで、ルカ3:1にはテベリオと表記されています。カイザルとはティベリウス・カイザルの苗字だったのですが、3代目4代目5代目もカイザルを継承したので、カイザルは皇帝の称号となりました。

 ローマの支配に対してパリサイ派は反発しヘロデ党は迎合していました。イエスは弟子たちとエルサレムに入場して神殿で売り買いしていた人々を追い払い「父の家を強盗の巣にするな」と両替人の台や鳩を売る者の腰掛をひっくり返し、正義の鉄拳を初めて振いました。祭司長や律法学者たちは何とかしてイエスを捕えようと画策していました。そしてパリサイ派とヘロデ党という相反する政策を持つ政党の面々をイエスの元に送り込みました。「カイザルに税金をおさめても良いのでしょうか、良くないでしょうか?」と日頃から自分達も論争している問題を持ち出しました。「税金を納めなさい」というとパリサイ派が許さず、「納めなくても良いと」言うとローマに対する反逆だ、として捉えることができると考えたからです。これは人頭税でした。

 イスラエルの税制はソロモンの時代から始まり、それ以前は作物などの物納や労力などの奉仕で賄われていたそうです。イエスの時代の税金は通行税(マルコ2:14)や宮の納入金つまり、神殿税もありました。20歳以上の者には半シケルの額が課せられています。(出30:11-16、マタイ17:24)(シケルとは金銀の目方で詳細は不明)ペテロが神殿税を払えなかったとき、イエスが最初に釣った魚の口の中を見て御覧、と言ったので見るとそこに銀貨一枚を見つけることができ、それを納付したことが記されています。(マタイ17:24)この魚はセント・ピーター・フィッシュ(聖ペテロの魚)と呼ばれクロスズメダイであるということです。今やガリラヤ湖の食べる観光名物になっているそうです。

 さて、話を戻しますとローマ帝国に人頭税を払うべきか否かの質問にイエスは納入する硬貨を持ってこさせました。そして「この肖像は誰のものか?誰の記号か?」と尋ねました。彼らは「カイザルのです」と答えました。イエスは「カイザルのものはカイザルに、神のものは神に返しなさい」と一刀両断で決着をつけました。彼らは驚嘆してその場を立ち去りました。このローマの貨幣によってイスラエルの経済や流通、治安と、日常の生活の中で恩恵を受けているのだから、「返しなさい」と。返しなさいとは返済義務がある、タダで貰うのではなく、税金を払うことによってその義務を果たしなさい、とおっしゃったのです。ちなみにこの?デナリは労働者の1日の賃金であり、カイザルの肖像が刻印されていると共にここに在る文字は「カイザルは神の子」と記されているようです。

 「神は人をご自身のかたちに創造されました」(創世記1:26-30)と創世記にあります。神こそ人の命の源なので人の尊厳はそこに由来するということです。「神に返しなさい」神の恩恵で無いものは何一つないのですから皆さんは神に何を返しますか?私は打ち砕かれた心と悔いる精神を捧げたいと思います。
イエス・キリストの御名によりアーメン。


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