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2020.11.30 自分史・家族史「いつも多くの善い行いをし神をあがめる」 投稿者:岸野みさを

 最近バタバタッと身内に病人が発生して気持ちが鉛のように重くなってしまった。人工透析を一日おきにしている者、間質性肺炎の治療をしている者、パーキンソン病、認知症、そして頼りにしていた2歳違いの妹が12月2日に心臓の検査入院をすることになった。カテーテルを挿入して検査をするという。そのことを娘のありさに言うと「悩むのは病名が確定診断されてからでいいんじゃない?」と指摘された。確かに。「心臓病だと治療法が確立されているし、技術的な心配はないんじゃない?」確かに。「がんのように全身に転移していく病ではないから」と、三連発の指摘に然り然り、だった。高校一年生の孫娘も「ママと同じ考えです」とラインで返信してくれた。ありがとうね。

 コロナ禍、東京都知事の「我慢の三連休」要請を気にしながら白馬村の家に行ってきた。
北側の窓に雪除けの板をはめ込んだり、水道管凍結防止の水抜きをして冬支度をするためである。
青い空を背景に北アルプス連峰は新雪を被って神々しいほど美しかった。
「いつの日か 心の景色変わるとも アルプスの白き姿は聳えけり」高校生の頃作った句である。短歌にしては字足らずであるが。

 農作物の研究に余念のなかった妹は次々と新種の作物に取り組んでいって、農協や近くの道の駅に生産者名入りで提供するまでになっている。帰郷のたびに頂戴する新種は今回「食用ほおずき」だった。ナス科ホウズキ属で果実を含む殻は枯れた感じでカサコソしている。オレンジ色の果肉を初めて食べてみたが、ほんのりと甘酸っぱいトロピカルフルーツのような味わいだ。果肉の中にはゴマよりも小さい無数の白い種が入っているが口には残らない。アメリカではデザート向けのフルーツとして扱われ、日本ではイチゴのように野菜として扱われている。
豊富な栄養成分に驚く。脂肪肝予防に効果があるイノシトールが含まれ、活性酸素を抑えたり、血管を柔らかくするビタミンAが豊富だそうだ。また、女性に不足しがちな鉄分も多い。「体内の栄養バランスを整える」というスーパーフードにも認定されている。他に身近な食品では、アボガド、しいたけ、オートミールなどもスーパーフードである。
 スーパーフードとは何世紀にも渡って人類の健康に寄与してきた食品で、発祥の地アメリカの「スーパーフード」として認知され評価されている食品であることが条件だ。
日本の伝統食品を対象とした「ジャパニーズスーパーフード」もある。

 今日、仕事である会社に行った。保険担当の女性は私同様相当の高齢で、「お試しにどうぞ」と、少し食用ほおずきを差し上げると「まあ!」と言って殻を剥いてパクリ。「美味しい!」と喜ばれた。隣で仕事をしていた銀行員風の若い男性や女子社員に、少し離れた席にいる社員にも分けて上げたのだった。そして「これは孫と嫁の分で、まだこんなに残っている」と言った。「自分だけがいい思いをするんじゃなくて、皆に喜ばれるようにしなくちゃね」と言うのだ。食べた人たちみんながニコニコしていい笑顔になった。ほおずき一つでこんなにも幸せな気分になることができるのだ。

 妹は食の需要に応えて生産者としての供給の責任を果たし、そのことに喜びと確かな自負を持って生き抜いてきた。常に更なるチャレンジを課して様々な新種の野菜に挑戦してきた。人々に美味しいものを食べてもらいたい、生命を維持してもらいたい、人々が食べることによって少しでも幸せになってもらいたいからだという。
「いつも多くの善い行いをし神をあがめる」とはこのことではないだろうか。
人々を笑顔にし、喜びと幸せをもたらすことが善い行いであり、それによって神の息子娘として父なる神をあがめることになる。栄光を神に帰することになる、のではないか。

 しかし、農業はお天道様次第で昨年はナスやきゅうりの夏野菜が枯れてしまい収穫量が少なく、その前の年はジャガイモが腐ってしまった。その前の年はまれにみる豊作で有り余った収穫だった。近年の地球環境の変動に翻弄されながら、地震や台風、集中豪雨や河川の氾濫などに苦しめられても、多くの農業従事者たちはその都度立ち上がっている。その仲間の一人である妹が今度は病に襲われるのか?

 身内のことで思い煩っている私だが26日の時点で日本に於ける新型コロナウイルス感染者数は14万人に達した。ネルソン大管長は次のように勧告している。
「95年を超える人生を経て、問題を列挙するよりも祝福を数えることの方が良いという結論に達しました。状況に関係なく受けている恩恵に感謝することは、魂に即効性と持続性のある処方箋です。悲しみや痛みから免れるわけではありませんが、気持ちが和らぎます。人生の目的と喜びによりよく目を向けられます」

  • 人生に悩みはつきもので、試練なしでの成長はないと、預言者達もおっしゃっていますから、大管長の様に、「み恵み」を数えながら生活すると、幸福感だけでなく笑顔が増えて、福が寄って来るように思います。
    いつも、一人じゃない事を知っている私達には、平安がある事に感謝ですね。 -- 牧瀬美代子 2020-12-12 (土) 08:46:20

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